ラグビーユニオンの国際統括団体であるワールドラグビーは14日、テストマッチにおける世界最多トライ記録を持つ元日本代表WTBの大畑大介氏(41歳)が、殿堂入りすることを正式に発表した。日本人のワールドラグビー殿堂入りは、ラグビー王国のニュー…

 ラグビーユニオンの国際統括団体であるワールドラグビーは14日、テストマッチにおける世界最多トライ記録を持つ元日本代表WTBの大畑大介氏(41歳)が、殿堂入りすることを正式に発表した。日本人のワールドラグビー殿堂入りは、ラグビー王国のニュージーランドでも活躍して「空飛ぶウイング」と称賛された坂田好弘氏(現 関西ラグビー協会会長)が2012年に受賞して以来、2人目となる。

 大畑氏は大阪府出身で、東海大仰星高校、京都産業大学、神戸製鋼で活躍。抜群のスピードスターで、1996年から2007年にかけて日本代表としてテストマッチ58試合(1999、2003年のワールドカップ2大会を含む)に出場し、通算69トライはいまだ破られていない大記録である。
 2011年に引退。現在はラグビーワールドカップ2019のアンバサダーや、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会アスリート委員会委員などを務めている。

 今回、大畑氏のほかに、ブライアン・オドリスコル(アイルランド)、シェーン・ウィリアムズ(ウェールズ)、ジェレミー・ガスコット(イングランド)、ローレンス・ダラーリオ(イングランド)、ヘザー・モイズ(カナダ)、ジョン・ドーズ(ウェールズ)、GPS・マクファーソン(スコットランド)、アーサー・グールド(ウェールズ)、ジョニー・ウィルキンソン(イングランド)、ダニエル・キャロル(オーストラリア&アメリカ)、マギー・アルフォンジ(イングランド)といった11人の世界的レジェンドも殿堂入りすることとなり、今月17日にイングランドで特別式典がおこなわれる。

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