ニトリレディス第2日 女子ゴルフの今季国内ツアー3戦目のニトリレディス第2日が28日、北海道・小樽CC(6695ヤード、パー72)にて無観客で行われた。首位と4打差の7位で出たツアー未勝利の吉本ひかる(マイナビ)が5バーディー、1ボギーの6…

ニトリレディス第2日

 女子ゴルフの今季国内ツアー3戦目のニトリレディス第2日が28日、北海道・小樽CC(6695ヤード、パー72)にて無観客で行われた。首位と4打差の7位で出たツアー未勝利の吉本ひかる(マイナビ)が5バーディー、1ボギーの68で回って通算7アンダー。ホールアウト時点で暫定首位に浮上した。

 吉本は前半は9番で6メートルのバーディーパットを沈めるなど1つ伸ばすと、後半10番もバーディー。11番はピン手前15メートルからロングパットをねじ込んで3連続バーディーだった。13番でも1つ伸ばして7アンダー。「今回はパットもよかった。グリーンは柔らかいけど、(2週前の)NEC軽井沢72みたいに速くてやりやすい。(これまで)結果ばかりこだわり過ぎていた。結果も気になるけど、自分のプレーを楽しみながらやった」と振り返った。

 渋野日向子らと同じ1998年度生まれの黄金世代。2017年に下部ツアーで初優勝すると、レギュラーツアーでは昨年賞金ランク28位でシード権を獲得した。今季は開幕から2試合でともに予選落ち。ロングパットでショートする癖があったため、テークバックをしっかりとるように修正した。「ロングパットだけではなく、4メートルくらいのパットも入るようになった」と手応えを掴んだ。

 今季は2001年生まれの19歳・笹生優花(ICTSI)が初優勝するなど、下の世代が台頭してきたが「あまり気にしない」と集中。コロナ禍の自粛期間はトレーニングで体力強化。さらにアプローチ、パットのショートゲームにも重点を置いた。

 初優勝に向けて「パットで入れないといけないところで入れないと優勝はできない。去年に比べたら優勝したい気持ちが強くなっている。優勝を意識しながらやるのも凄く難しい。結果も凄く大事ですが、パットでしっかり距離を合わせて打つことと、あとは力を入れすぎずにプレーしたい。自分のプレーに集中できるようにやりたい」と先を見据えた。(THE ANSWER編集部)