グランドスラム23回優勝のセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)と、ウイルソン スポーティンググッズ社が協力して開発した新しいラケット、BLADE SW102 AUTOGRAPHが発売される。セレナ…

グランドスラム23回優勝のセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)と、ウイルソン スポーティンググッズ社が協力して開発した新しいラケット、BLADE SW102 AUTOGRAPHが発売される。セレナはこのラケットを、「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月31日~9月12日/ハードコート)を含む北米での大会で使用するとしている。Tennis World USAが報じた。【実際の写真】セレナと共同開発したウイルソン社の新ラケット画像

セレナが以前使っていたBLADE SW104 AUTOGRAPHはフェイス面積が104平方インチだったが、SW102は102平方インチなので少し小さくなる。新しいラケットは1年をかけて開発され、セレナは以下のようにコメントしている。

「前のラケットも大好きだったし、私のプレーにとても役立ってきたけど、調整が必要になった。テニスラケットは本当に繊細なものだから。それで、ウイルソン社に、よりコントロールがきくものを、どんな外観で、そしてもっと大事なことは、どんな感触にして欲しいかを伝えたの」

「私は新しいテクノロジーにとても興味があって、新しいものを試すのが好き。時間がかかったけれど、まさに私が必要としているものができたわ。今年に入ってずっとこれを使っているけど、本当にいい感じよ」

このラケットは9月からウイルソン社のウェブサイトやテニス用品店で一般に販売される。

新型コロナウイルスのパンデミックによるプロテニスツアーの中断がようやく終わり、最初に出場した「トップシード・オープン」でセレナは準々決勝に進出、シェルビー・ロジャーズ(アメリカ)に敗れた。

38歳のセレナは「全米オープン」でマーガレット・コート(オーストラリア)の持つグランドスラムシングルス最多優勝記録24回に並ぶことを目指している。セレナの世界ランキング1位通算在位週は319週で、これはテニスのオープン化以降の女子選手ではシュテフィ・グラフ(ドイツ)、マルチナ・ナブラチロワ(アメリカ)に次いで第3位。またグランドスラムの女子ダブルスでは姉ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)と組んで14回の優勝を遂げている。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウェスタン&サザン・オープン」でのセレナ

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)