アントワーヌ・グリーズマンの元代理人エリック・オラツ氏は、『RMC』の番組『Top of the Foot』で、同選手が…
アントワーヌ・グリーズマンの元代理人エリック・オラツ氏は、『RMC』の番組『Top of the Foot』で、同選手が、今夏の移籍マーケットでFCバルセロナからの移籍を真剣に考えていたが、レオ・メッシの移籍希望発表と新監督ロナルド・クーマンからの話し合いの結果、考えを変えたことを明かしている。
「チャンピオンズリーグ準々決勝バイエルン・ミュンヘン戦に2-8という惨敗を喫したあと、アントワーヌは、移籍を唯一希望していた」とオラツ氏は述べている。
しかし、ここ最近での多くの出来事を受けて、グリーズマンの心境に変化があらわれてきているようであり、バルサでもう一度チャレンジすることを望んでいるようである。
「自身が構想外だと感じており、このままクラブに残るわけにはいかないと考えていたようだ。ただ、自分がこの件を調査して、最近知った情報によれば、メッシの移籍希望発表と新指揮官ロナルド・クーマンとの会話の中で、彼は構想にしっかりと入っており、重要な選手だと保証されたために考えが変わったようである」とオラツ氏は、コメントしている。
グリーズマンは、昨シーズンのラ・リーガ終盤の古巣アトレティコ・マドリー戦(2-2)において、残り2分で投入されるという許しがたい屈辱を与えられていた。
なお、バルサは、このアトレティコに対して、移籍金1億2,000万ユーロ(約150億円)を支払って2019年の夏にグリーズマンを獲得している。加えて、この屈辱以外にも、2019/20シーズンにおけるラ・リーガのタイトルが懸かった複数の試合でも、バルサの元監督キケ・セティエンによって満足のいく起用がされておらず、チーム内での自身の存在意義に疑問を持ち始めていた。
オラツ氏によれば、メッシとルイス・スアレスとの関係性の欠如や監督と信頼関係が築けなかったこともグリーズマンの決断に大きな影響を与えていたようである。
そして、「アントワーヌは、チームのためにハードワークし続けられ、フレッシュさを与え続けてくれる。このような1シーズンを過ごしたのは非常に残念だ」とも述べている。
ただ、もしメッシがバルサを離れることになれば、グリーズマンがチームを率いる重要な選手の1人になることは間違いない。このようなチャンスは、グリーズマンも予想していなかっただろうし、むしろ移籍を推し進めようとしていた。
ただ、現実を見れば、もしメッシが退団となれば、グリーズマンにバルサで2度目のチャンスが与えられることになるだろう。