サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出される…

サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出されるキックがそのままゴールネットを揺らせば、盛り上がりは一気に最高潮へと達する。

この企画『Beautiful Free Kicks』(美しいフリーキック)では、これまでに生まれたFKの数々を紹介していく。

今回は、ジェノアのデンマーク代表MFラッセ・シェーネがアヤックス時代に決めたフリーキックだ。

セントラルMFを本職とするシェーネは、2012年からアヤックスに7年間在籍。正確なキックを武器に、アヤックスでは公式戦286試合に出場して64ゴール52アシストを記録した。

2014年4月27日に行われたエールディビジ第33節のヘラクレス・アルメロ戦では、見事な無回転FKも決めている。

0-0で迎えた13分、アヤックスはゴール正面でFKを獲得する。ゴールまでは少し距離があったものの、シェーネは思い切り右足を振抜くと、ブレ球のシュートは相手GKの眼前で動きを変え、クロスバーに直撃しながらゴールネットを揺らした。

このシーズンのシェーネは公式戦42試合に出場し14ゴール10アシストを記録。キャリアハイの数字を残した。