サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出される…
サッカーにおいて、試合を決める大きな要素の一つであるフリーキック(FK)。流れの中ではなく、止まった状態から繰り出されるキックがそのままゴールネットを揺らせば、盛り上がりは一気に最高潮へと達する。
この企画『Beautiful Free Kicks』(美しいフリーキック)では、これまでに生まれたFKの数々を紹介していく。
今回は、レアル・マドリーのウェールズ代表FWガレス・ベイルがトッテナム時代に決めたフリーキックだ。
サウサンプトンでブレイク後、2007年にトッテナムに加入したベイル。当時はまだ主にサイドバックとしてプレーしており、背番号も「16」だった。そんなベイルは2007年9月15日に行われたプレミアリーグ第6節のアーセナル戦で、ノース・ロンドン・ダービー初ゴールを奪っている。
ホワイト・ハート・レーンでの一戦。トッテナムはホームアドバンテージを生かしてアーセナルゴールに猛攻を仕掛け、前半15分にボックス左手前でFKを獲得。ベイルが左足を振り抜いたシュートは、壁を越えると急激に落ち、相手GKマヌエル・アルムニアの牙城を破った。
しかし、試合は後半にアーセナルが怒涛の反撃を見せ、FWエマニュエル・アデバヨールのスーパーゴールなどで3-1と逆転勝利を飾っていた。