世界中からプロテニス選手たちが「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月31日~9月13日/ハードコート)のためにニューヨークに集まってきている。中には家を借りて滞在する選手たちもいるが、…

世界中からプロテニス選手たちが「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月31日~9月13日/ハードコート)のためにニューヨークに集まってきている。中には家を借りて滞在する選手たちもいるが、多くは大会が提供するホテルに宿泊している。元世界王者アンディ・マレー(イギリス)もその一人だ。Essentially Sportsが報じた。【動画】マレーのスーパーショット集!ATP1000ウェスタン&サザン・オープンのトーナメント表

世界王者ノバク・ジョコビッチ(セルビア)や元世界女王セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は家を借りているが、マレーはなぜそうしないのか問われて、「聞いてみたら、家賃が天文学的なんだ。だからホテルにしたけど、とてもいいよ。いいホテルを用意してくれた。ゲームやお店もあって、楽しんでいるよ。そういうところ、僕は子供っぽいから」と答えた。

また新型コロナウイルス関連の規則についても語った。ある時、練習の後でマスクを着けるのを忘れていたら、注意されたそうだ。マレーはそのことを、感染防止のために努めている人々がいるのはとても良いことだと感じた。

マレ―は「全米オープン」の前哨戦となる「ATP1000 ウェスタン&サザンオープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月22日~28日/ハードコート)にワイルドカードで出場。1回戦ではアメリカ期待の若手フランシス・ティアフォー(アメリカ)を、そして2回戦では世界ランキング7位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)をフルセットの末に撃破。ベスト16に進出という好調ぶりを見せている。

2017年から骨盤の怪我に悩まされ、マレーは約2年、ほとんど大会に出場できなかった。一時は引退も考えたが、昨年1月の手術の後、昨夏に復帰。だが11月の「デビスカップ」決勝ラウンドで再び骨盤を痛めて休養となり、今大会はその復帰戦である。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 ウェスタン&サザンオープン」でのマレー

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)