ニトリレディスが開幕 女子ゴルフの今季国内ツアー3戦目のニトリレディスが27日、北海道・小樽CC(6695ヤード、パー72)にて無観客で開幕した。2週前に行われた前戦のNEC軽井沢72でツアー初優勝した新人・笹生優花(ICTSI)が1イーグ…
ニトリレディスが開幕
女子ゴルフの今季国内ツアー3戦目のニトリレディスが27日、北海道・小樽CC(6695ヤード、パー72)にて無観客で開幕した。2週前に行われた前戦のNEC軽井沢72でツアー初優勝した新人・笹生優花(ICTSI)が1イーグル、4バーディー、1ボギーの67で回って5アンダー。ホールアウト時点で暫定首位とした。
19歳が好調を維持した。前半13番パー5でイーグルを奪取。15番はボギーとしたが、後半2番で取り返すと5番から3連続バーディー。6番は5メートルのパットを沈め、7番は12ヤードのチップインだった。好プレーを見せ「ドライバーショットがちょっと曲がっていた。こんなにいいスコアが出ると思っていなかったので満足です」と振り返った。
日本人の父とフィリピン人の母を持つ2001年6月生まれの19歳。昨年11月のプロテストに合格し、プロ2戦目の国内ツアーで21世紀生まれ初の優勝者に。力強いショットや完成度の高いゴルフなどから、最終日に同組で回ったツアー通算5勝の藤田さいき(チェリーゴルフ)は「タイガー・ウッズと回っているようだった」と表現した。
ツアー初優勝で周囲から多くの祝福を受けたが「優勝はもう終わったこと。今週は今週で“新しい集中”と思うようにしていた」と淡々と語り「いつも通り緊張はしているし、コースも難しくて集中した」と説明。北海道について「夜は涼しいので上着が必要。昨夜はジンギスカンを食べに行きました。初めてです。羊ってこんな味なんだと思いました」と初々しく明かした。
風が吹いて難しいコース。3年前は初日から72、78で予選落ちし「難しかったという記憶しかない」と悪いイメージがあったが、成長を見せつけた。2戦連続優勝へ「風が吹くと、嫌なところにバンカーがある。ラフも簡単ではないし、グリーンも速い。気をつけないといけない」と気を引き締めた。(THE ANSWER編集部)