テニスファンも選手たちも皆、プロテニスツアーの再開を喜んでいる。現在「ウェスタン&サザン・オープン」が開催され、「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月31日~9月13日/ハードコート)…

テニスファンも選手たちも皆、プロテニスツアーの再開を喜んでいる。現在「ウェスタン&サザン・オープン」が開催され、「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月31日~9月13日/ハードコート)と続く。だが、新型コロナウイルスのパンデミックは続いており、多くの選手が「全米オープン」出場を見合わせる中、今年の「全米オープン」優勝者は他の年の優勝者と同列には語れないという意見も聞こえてくる。世界ランキング6位のステファノス・チチパス(ギリシャ)は、それに反論した。Essentially Sportsが報じている。【動画】チチパスの美しいサーブ&ボレー【ドロー表】ATP1000ウェスタン&サザン・オープン

「全米オープン」昨年覇者で世界2位のラファエル・ナダル(スペイン)は、今年の大会に出場しない。世界4位のロジャー・フェデラー(スイス)は膝の手術から回復中のため、復帰は2021年と言明している。元全米王者であるスタン・ワウリンカ(スイス)も出場しない。

だがチチパスは、それで「全米オープン」の価値が下がるわけではないと言う。チチパスはインタビューで語った。「“全米オープン”は“全米オープン”だ、何も変わらない。もちろんパンデミックはある、でも選手が来られないわけじゃない。最初は心配もあったけど、大会でプレーするのは安全だと発表された。何も問題はないよ」

今年の「全米オープン」では世界王者ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が最有力の優勝候補となる。ここ数年、“ビッグ3”はグランドスラムの栄冠を独占してきたが、そのうち二人は不在だ。これにより優勝のチャンスが増すが、次世代選手たちは今度こそそのチャンスをものにすることができるだろうか。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000ウェスタン&サザン・オープン」でのチチパス

(Photo by Peter Staples/ATP Tour via Getty Images)