野球日本代表「侍ジャパン」の中田翔内野手(日本ハム)が、10日から行われた強化試合(東京ドーム)で、4試合連続「4番・一塁」でスタメン出場した。■中田の“師匠”稲葉打撃コーチ「中田自身もだいぶ考え方が変わってきた」 野球日本代表「侍ジャパン…

野球日本代表「侍ジャパン」の中田翔内野手(日本ハム)が、10日から行われた強化試合(東京ドーム)で、4試合連続「4番・一塁」でスタメン出場した。

■中田の“師匠”稲葉打撃コーチ「中田自身もだいぶ考え方が変わってきた」

 野球日本代表「侍ジャパン」の中田翔内野手(日本ハム)が、10日から行われた強化試合(東京ドーム)で、4試合連続「4番・一塁」でスタメン出場した。

 開催前、日の丸の4番は、今季44本塁打、110打点でセ・リーグ2冠王に輝いた筒香嘉智(DeNA)との争いになると見られていた。しかし、蓋を開けてみれば、この4連戦は今季102打点で2年ぶりにパ・リーグ打点王を獲得した中田の“独り舞台”。筒香は「5番・左翼」で4試合連続スタメンとなった。

 4戦連続4番でスタメン起用した小久保裕紀監督の狙いは何か――。日本ハムでの現役時代、中田の“師匠”でもあった稲葉篤紀打撃コーチは、こう明かした。

■中田に見られる変化、「だいぶ考え方が変わってきた」

「小久保監督は『筒香はいつ4番にしても、打撃が変わらない。大丈夫だ』と思っている。『中田にはもっと成長してもらいたい』という思いがある。親心ですよね」

 中田は10日メキシコ戦で左手首に違和感を訴え、11日以降は欠場も視野に入れていたが、11、12日と2日連続で早出特打を行った。稲葉打撃コーチは「中田自身もだいぶ考え方が変わってきた。4番で使ってもらって悩みながらやっている。自分から『早出で打とう』と。そういう気持ちになっただけでも成長だと思います」と目を細めている。

 この強化試合で中田は打率.182、0本塁打、3打点。一方の筒香は打率.308、0本塁打、5打点だった。来年3月のWBCでは、どちらが侍ジャパンの4番に入るのか。小久保監督の決断にも注目したい。