現在セ・リーグ首位を独走中のジャイアンツ。その指揮をとっているのが、原辰徳監督だ。
「第3次原政権」真っ只中の原監督であるが、過去通算13年のうち8度のリーグ優勝と3度の日本一にチームを導くなど、まさに名将である。
そんな名将・原監督とかつてジャイアンツでコーチとして共に戦った橋上秀樹さんが、元フジテレビアナウンサーでスポーツアンカーの田中大貴が様々なスポーツ選手・解説者等を迎えてトークを広げるYouTube「田中大貴のアスリートチャンネル」にゲスト出演。
橋上さんが側で見ていて感じたという、原監督の野球観、そして原監督を「非情」と語るその理由について明かした。
原監督とは合わないと思っていた
2012年から3年間、ジャイアンツのコーチを務めていた橋上さんだが、当時、監督を務めていたのが、原監督だ。
その原監督について聞かれた橋上さんは、このように語っている。
「正直言って、当時は合うか合わないかで言ったら、合わないと思っていました。今まで育ってきた環境とか色々な人に教わってきた野球観というのがまるっきり違う部分があったんですよね。そう思いながらの3年間でしたね・・・」
だが、橋上さんは、次第に原監督に対しての考え方が変わってきたという。
「1番勝ちにこだわっている監督だなと思ったんです。これまで携わってきた野村監督も、勝ちたいんだけれども、情が結構入る。非情になれないんですよね。でも原監督は、勝つことを最優先にしているがために、非情にならなきゃいけないことは非情になれる。僕は長いこと野村監督の下でやっていたので、非情になる原監督に対して違和感があったんです。でも考えてみればプロ野球の監督で、ましてや読売巨人軍という常に勝ちを求められているチームで選手・監督として育ってきた中で、何を1番求められているかというと、やっぱり勝ちなんですよね。なので、常に左右されていてはジャイアンツの監督は務まらない。そう言ったことが原監督は根本的な考えとしてあるんだと思います。」
高橋由伸あてにかかってきた原監督からの怒りの電話
常勝軍団のトップとして長らく指揮をとってきた原監督だが、橋上さんはそんな原監督を「非情」に感じた瞬間があったという。
「僕と同じ時期に村田修一がジャイアンツにきたんですが、彼を交流戦で9番に起用したんです。やはりずっとベイスターズで4番をはっていて、ホームランタイトルをとっていた選手だったので、9番で使うことをプライド的にどうなのかなと感じていました。でも、勝つことを考えると、監督が1番悩んだとは思いますが、そう決断するところが逆に凄いところだなと思います。」
さらに、このチャンネルでMCを務める田中からも、原監督にまつわるこんなエピソードが飛び出した。
「以前、高橋由伸さんが腰を痛めて1試合しか出られなかったシーズンに食事をしたんですが、その時に由伸さん宛てに原さんから電話がかかってきて・・・。『お前どこで何やっているんだ』『いつまでそうやっているつもりだ!?』って原さんが凄い剣幕で怒っていて、由伸さんはずっと謝っていたんです。『勝つために必要なピースだと思っているのに、お前は何をやっているんだ』って怒っていましたね・・・」
橋上さんが語るに、主力選手に対して厳しいことは、監督、コーチでもなかなか言えないことだという。その中で原監督は、例え阿部慎之助であっても高橋由伸であっても厳しい言葉を口にする。だがしかし、それによって選手との間に不協和音が起きることはないという。
動画では橋上さんが何故、原監督が選手に対して非情に振る舞えるのか、原監督の凄さについて語っている。
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