「ATP1000 ウェスタン&サザンオープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月22日~8月28日/ハードコート)の大会3日目。男子シングルス2回戦で、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場の世界134位アンディ・マレー(イギリス)が、第5シード…

「ATP1000 ウェスタン&サザンオープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月22日~8月28日/ハードコート)の大会3日目。男子シングルス2回戦で、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場の世界134位アンディ・マレー(イギリス)が、第5シードの世界7位アレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)と対戦。マレーが6-3、3-6、7-5で勝利し、復活を印象付けた。試合時間は2時間31分。【ドロー表】ATP1000ウェスタン&サザン・オープン【実際の動画】マッチポイントで決めた!マレーの最高のリターンエース!【実際の動画】マレーのすごい角度で決めたリターンエース!

約5ヶ月ぶりに再開した男子のATPツアー。マレーにとっては、昨年11月の「デビスカップ」決勝ラウンドで骨盤を怪我して以降、約9ヶ月ぶりの公式大会となっていた。

マレーはこの試合、ズべレフのセカンドサーブになると、積極的にコートの中に入ってアグレッシブなリターン。ズべレフにプレッシャーを与えていた。

第1・2セットは1ブレークずつで奪い合ったが、第3セットはシーソーゲームに。お互いにブレークし合った後、第9ゲームでマレーがブレークされ後がなくなる。しかしズべレフのサービング・フォー・ザ・マッチで、ズべレフの悪い癖であるダブルフォルトが3本出てしまい、マレーが土壇場でのブレークバックに成功。

そして第12ゲームでもマレーは、ズべレフのダブルフォルトを起点にマッチポイントとなるチャンスを作る。更にズべレフのセカンドサーブで、最高のリターンエースを決め、勝利を飾った。

マレーがトップ10選手を相手に白星を挙げたのは、2017年「全仏オープン」準々決勝の当時世界9位の錦織圭(日本/日清食品)戦以来、約3年ぶり。

勝利したマレーは3回戦で、世界30位のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)と対戦する。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 ウェスタン&サザンオープン」でのマレー

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)