テニスの元世界女王、大坂なおみ(日本/日清食品)は間もなく開幕する「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月31日~9月12日/ハードコート)に向けて着々と準備を進めている。大坂は2018…

テニスの元世界女王、大坂なおみ(日本/日清食品)は間もなく開幕する「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月31日~9月12日/ハードコート)に向けて着々と準備を進めている。大坂は2018年の同大会決勝でセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)を破り、日本人として初めてグランドスラムで優勝。その時の気持ちを、Essentially Sportsが報じた。【動画】大坂なおみ 2018年全米優勝までの道のり

「全米オープン」決勝という大舞台で、憧れだったセレナを倒したのはどんな気持ちだったか聞かれた大坂は「本当に信じられなかった、だって私がずっと見て育ってきた選手たちよ。彼女らが私を試合の相手として見ているっていうだけでとても非現実的だった。その瞬間を夢で見ていたように思えるけど、現実に起こったなんて、本当に信じられないわ」と語った。

2018年の「全米オープン」決勝はドラマに満ちていた。複数のコードバイオレーションを取られたセレナは、主審と激しく議論をした。大坂は憧れの選手と決勝で戦うという夢を叶え、さらにはその試合で6-2、6-4で勝利したのだ。

「アスリートは自分と似た選手と比較されるでしょう。私はいつもセレナと比較された。誰とも比較されない選手になりたいわ。自分自身の足跡を残したいの」

大坂は2018年の「全米オープン」に続き2019年の「全豪オープン」でも優勝して、世界ランキング1位に上り詰めた。2020年の「全米オープン」には多くのトップ選手たちが参加しないが、大坂は大会を心待ちにしており、規則等に変化はあってもやるべき準備は同じと考えている。

一方のセレナはマーガレット・コート(オーストラリア)の持つグランドスラムシングルス最多優勝記録24回に並ぶことを目指している。セレナは過去4回のグランドスラム決勝で4連敗中だ。今回こそその流れを止めることができるだろうか。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2018年「全米オープン」での大坂なおみ(左)とセレナ(右)

(Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)