開催目前の「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月31日~9月13日/ハードコート)のため、テニス選手たちが世界中からニューヨークに集結している。世界ランキング2位のラファエル・ナダル(…

開催目前の「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月31日~9月13日/ハードコート)のため、テニス選手たちが世界中からニューヨークに集結している。世界ランキング2位のラファエル・ナダル(スペイン)のように安全を考慮して不参加の選手たちも多いが、世界王者ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、元世界王者アンディ・マレー(イギリス)らのトップ選手たちはすでにニューヨーク入りして前哨戦を戦っている。Essentially Sportsが報じた。【実際の映像】チチパスのサーブをリターンするセレナ

先日、「全米オープン」と前哨戦の「ウェスタン&サザンオープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月22日~28日/ハードコート)が開催されるUSTAテニスセンターで、元世界女王セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)と男子の世界6位ステファノス・チチパス(ギリシャ)が一緒に練習する姿が見られた。二人は共にパトリック・ムラトグルー氏に師事しているのだ。

両選手とも、大会に向けて準備万端に見えた。新型コロナウイルス感染予防対策のため他に人はおらず、練習中の選手たちはマスクも手袋も着けていないが、その他の人々は皆マスクや手袋を着用している。

セレナとチチパスはどちらも「全米オープン」でテニス史に名を残したいと望んでいる。セレナはグランドスラムシングルス最多優勝記録と並ぶ24回目の優勝を、そしてチチパスはグランドスラム初優勝を遂げることによって。

かつてのグランドスラム優勝者で現在はスポーツアナリストであるパム・シュライバー(アメリカ)がセレナの「全米オープン」での展望について語った。「セレナは“全米オープン”で大きな喜びも悔しさも、様々な感情を味わってきています。今年の大会では、パンデミックのせいですべての選手が困難や不安を抱えています。ですから、たくさんのことをくぐり抜けてきたセレナにとっては、他の選手たちに比べればむしろ状況はそこまで難しくないかもしれません」

(テニスデイリー編集部)

※写真はセレナ(左)とチチパス(右)

(@Getty Images)