「ATP1000 ウェスタン&サザンオープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月22日~8月28日/ハードコート)の大会4日目。男子シングルス3回戦、第4シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)…

「ATP1000 ウェスタン&サザンオープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月22日~8月28日/ハードコート)の大会4日目。男子シングルス3回戦、第4シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)と第16シードのジョン・イズナー(アメリカ)の対戦で、珍プレーが生まれた。【実際の動画】一度ならず二度までも!?チチパスも油断したまさかの珍プレー【ドロー表】ATP1000 ウェスタン&サザン・オープン

それは試合の立ち上がりとなった第1セット、第1ゲームのチチパスのサービスゲームでのこと。

サーブを打ったチチパスに対し、イズナーがセンターへリターン。このリターンがネットに当たり、ボールは真上へ。既に3球目で打ち込めるよう構えていたチチパスだが、これにとっさに反応して前へ。だがこの真上に上がったボールが、なんともう一度ネットに当たる。

さすがにこれは今まで経験がなかったためか、まだボールは生きているものの、一瞬チチパスの足が止まる。すぐに気を取り直してネットインしたボールを追ったが、チチパスは追いつくことができなかった。本来であれば滞空時間が更に長くなるため、追いつけた可能性が高かったが、まさかのことだったので、油断してしまったのかもしれない。

このショットを打ったイズナーは、苦笑いしつつもチチパスにネットインを謝っていた。

試合は両者ブレークがないまま、2セットともタイブレークへ。チチパスはどちらも奪い、7-6(2)、7-6(4)で勝利し準々決勝へ進出した。チチパスは準々決勝では、世界39位のライリー・オペルカ(アメリカ)と対戦する。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 ウェスタン&サザンオープン」会場で練習するチチパス

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)