チチパス初の8強「良い緊張感」

男子テニスのW＆Sオープン（アメリカ/ニューヨーク、ハード、ATP1000）は２５日、シングルス３回戦が行われ、第４シードのＳ・チチパス（ギリシャ）が第１６シードのＪ・イズナー（アメリカ）を7-6 (7-2), 7-6 (7-4)のストレートで破り、初のベスト８進出を果たした。
＞＞ジョコらW＆Sオープン対戦表＜＜
＞＞大坂らW＆Sオープン対戦表＜＜
チチパスはこの日、イズナーのサービスに苦戦し合計１１本のサービスエースを決められたものの、自身も１０本のサービスエースを記録。互いに１度もブレークを奪えないまま２セットともにタイブレークに突入するも、ストローク戦ではチチパスが優位に立ち、１時間４２分でイズナーを振り切った。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはチチパスのコメントが掲載されている。
「非常に難しい試合だった。集中力と注意力は常に高いレベルで保たなければいけなかった。ジョン（イズナー）はとても予測不可能な選手。急に積極的になったりするんだ。だから僕もアグレッシブにプレーし、常にプレッシャーをかけることが重要だったと思うよ」
「タイブレークのときでも、とても良い緊張感があって快適だった。自分のやりたいことができた感じだ。全体的には素晴らしいパフォーマンスだったけど、明日の試合ではまだいくつか改善できると思う。自分にプレッシャーをかけているわけではないけど、もっとアグレッシブになって、より高いレベルでプレーできると思う」
勝利した２２歳のチチパスは、４強入りをかけて、準々決勝で世界ランク３９位のＲ・オペルカ（アメリカ）と対戦する。オペルカは３回戦で第８シードのＭ・ベレッティーニ（イタリア）をストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第１シードのＮ・ジョコビッチ（セルビア）、第３シードのＤ・メドヴェデフ（ロシア）、第８シードのＲ・バウティスタ=アグ（スペイン）らが８強入りを決めたものの、第７シードのＤ・ゴファン（ベルギー）はＪ・シュトルフ（ドイツ）にフルセットで敗れて姿を消した。
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