13日のオランダ戦で衝撃の“天井二塁打”を放った侍ジャパンの大谷翔平が強化試合4試合について「いい経験になった」と手応えを口にした。■天井二塁打に「打った瞬間の飛距離は十分」 13日のオランダ戦で衝撃の“天井二塁打”を放った侍ジャパンの大谷…

13日のオランダ戦で衝撃の“天井二塁打”を放った侍ジャパンの大谷翔平が強化試合4試合について「いい経験になった」と手応えを口にした。

■天井二塁打に「打った瞬間の飛距離は十分」

 13日のオランダ戦で衝撃の“天井二塁打”を放った侍ジャパンの大谷翔平が強化試合4試合について「いい経験になった」と手応えを口にした。

 この日ベンチスタートとなった大谷は6点を追う7回に先頭・大野の代打で登場。141キロの直球をフルスイングすると、高々と上がった打球は東京ドームの天井の隙間に吸い込まれ、そのまま落ちてこなかった。

 ダイヤモンドを一周したが、審判団の協議の結果、二塁打に。侍ジャパンはこの一打をきっかけにこの回一挙6得点で同点とし、延長10回に鈴木(広島)の勝ち越し満塁弾で競り勝った。

 試合後、大谷は「(打席では)出塁することだけ考えた。それだけです」と振り返り、「打球は見えてました。打った瞬間の飛距離は十分。きれるかと思ったが、グラウンドインだったのでヒットだと思った。一応ホームまで走りましたけど。いい状態で打席に入れた」と充実の表情を浮かべた。

■手応えつかんだ強化試合、「いい経験になった」

 今回は投手としての起用は見送られ、指名打者と代打の起用に限定された。その強化試合初戦、メキシコ代表との第1戦では代打で三振に倒れたが、第2戦では「3番・DH」で出場し、4打数2安打2四球1盗塁と活躍。相手がオランダに変わった第3戦では「6番・DH」で出場し、1本塁打を含む5打数2安打1打点、そしてこの日は1打数1安打1打点と結果を残した。

 強化試合について「いい経験になった。(オランダとの)2試合とも逆転できて、いいゲームになった」と振り返った大谷は「シーズンは終わりましたけど、そこ(WBC)をみて調整したい。(投打は)使ってもらえたところで、必要とされたところで活躍できるようにしたい」と力を込めた。

 投打として欠かせない戦力となった22歳をどう起用していくのか。世界一奪還へ大きなポイントとなりそうだ。