21歳田中瑞希がニトリ所属に　賞金倍増の総額2億円ホステス大会へ「気を引き締める」

ニトリレディスが27日開幕

　女子ゴルフの今季国内ツアー3戦目、ニトリレディスが27日から4日間、北海道・小樽CCにて無観客で開催される。開幕前に練習ラウンドが行われる中、黄金世代の一人でツアー未勝利の田中瑞希は大会を主催するニトリと所属契約を結んだことを発表。いきなり迎えるホステス大会に向けてオンラインで会見した。

　渋野日向子、勝みなみ、畑岡奈紗らと同じ1998年度生まれの21歳。昨季は33試合出場で予選落ちが19度、日本女子オープンの9位が最高位だったが、6月末の開幕戦、アース・モンダミンカップでは第3日まで単独首位で優勝争いした末に3位に。黄金世代の新星としてブレイクした。

　ニトリの所属契約選手は、永峰咲希、岡山絵里、小祝さくら、松田鈴英、菅沼菜々に続く6人目。ホステス大会へ「率直に所属が決まったのは凄く嬉しいです。開幕戦のYouTube中継をニトリの会長さんが見ていてくださったらしく、それでお話をいただきました。所属が決まったのは大きい。頑張ろうって思います」と、袖やキャップに入った真新しいロゴを指差して笑った。

　身長151センチと小柄ながらダイナミックなスイングの飛ばし屋だ。開幕2戦目のNEC軽井沢72は予選落ちしたが「ティーショットがちょっとブレていたので、ティーショットをメインで練習してきた。（ポイントはアドレスの）向きだけだと思う。そこを意識した」と調整してきた。笑顔が印象的で、開幕戦ではバイザーに「お団子ヘア」のスタイルがファンに大好評。「朝早い時は難しいけど、昼のスタートで遅い時はやろうかな」と笑った。

　コロナ禍で試合数が少なくなり、今年に限って賞金総額が昨年の1億円から2億円(優勝賞金3600万円)に倍増。田中は「大きいので気を引き締めていきたい」と意気込んだ。初日は大山志保（大和ハウス工業）、安田祐香（NEC）と同組に。19歳で同世代の安田について「安田祐香ちゃんは今、話題の選手。楽しみです」とコメントした。

「自宅の家具はニトリが多い。愛用して使っています。しっかりといいゴルフをして決勝ラウンドまで戦えるように頑張りたい。（ホステス大会と）あまりまだ意識していない。どんな感じかとりあえずやってみようという感じです」

　所属先に感謝を示すためにも活躍を目指す。（THE ANSWER編集部）