たった1つのミスが失点に直結するゴールキーパー(GK)というポジション。当然ながらGKがゴールを決めることはほとんどなく…

たった1つのミスが失点に直結するゴールキーパー(GK)というポジション。当然ながらGKがゴールを決めることはほとんどなく、ストライカーやドリブラーに比べて目立ちにくい部分もある。

しかし、裏を返せばセーブひとつでチームを救うこともできる、勝敗のカギを握るポジションとも言える。今回の企画『Unbelievable Saves』(信じられないセーブ)では、各クラブの守護神たちが見せた驚きのセーブを紹介していく。

今回は、元イタリア代表GKアンジェロ・ペルッツィ氏がユベントスで見せた好セーブだ。

ローマでプロキャリアをスタートさせたペルッツィ氏は、1991年にユベントスへ加入。身長181cmと小柄ながら抜群の反射神経と俊敏な動きを活かしてチームの守護神となり、公式戦301試合に出場した。

そんなペルッツィ氏は、1996年5月22日に行われた、アヤックスとのチャンピオンズリーグ(CL)決勝では、チームを救い、優勝を手繰り寄せるスーパーセーブを決めている。

ローマでの開催となったこの年の決勝戦でユベントスは、MFエドガー・ダービッツやMFヤリ・リトマネンらを擁するアヤックスと対戦した。

1-0とユベントスリードで迎えた34分、ユベントスに大ピンチが訪れる。左からのアヤックスのコーナーキックをペルッツィがパンチングでクリアする。しかしそのクリアボールを拾ったMFキキ・ムサンパがシュートを放つ。ミスキックとなったボールはボックス内で選手に跳ね返り軌道を変えると、FWヌワンコ・カヌの下へ。これをカヌが頭で合わせると、ループシュートのような軌道でボールはゴールへ向かっていく。しかし、ペルッツィがここで好反応を見せ、バランスを崩しながらもゴールの方向へダイビングセーブ。なんとかボールに追いつくと、右手でボールをかきだし、大ピンチを凌いだ。

試合はこの後アヤックスが追いつくと、120分を戦って1-1となり、PK戦に突入。ここでもペルッツィが2本のPKを止める大活躍を見せ、ユベントスがCL優勝を果たしている。