ビジャレアルに移籍した日本代表MF久保建英など、10代の選手の活躍が目立っているサッカー界。この企画『Rising Stars』では、近いうちにサッカー界の主役を担うであろう、注目の若手選手たちを紹介していく。 今回はCSKAモスクワに所属…

ビジャレアルに移籍した日本代表MF久保建英など、10代の選手の活躍が目立っているサッカー界。この企画『Rising Stars』では、近いうちにサッカー界の主役を担うであろう、注目の若手選手たちを紹介していく。

今回はCSKAモスクワに所属するロシア代表FWフェドル・チャロフ(22)だ。

CSKAモスクワの下部組織出身のチャロフは2016-17シーズンのUEFAユースリーグでの活躍が認められ、2016年9月にファーストチームデビューを果たすと、そこからはとんとん拍子に活躍を続け、一気にトップチームのスターティングメンバーに名を連ねるようになった。

高い身体能力と得点感覚、さらに若手とは思えない冷静さで、ゴール前の機知に富んだプレーでアシストもこなす柔軟性を武器に活躍を続け、2018-19シーズンには弱冠20歳にしてチームのエースストライカーを託されると、ロシア・プレミアリーグで30試合15ゴール7アシストの数字を残し、自身初の得点王のタイトルを獲得した。

また、ロシアの世代別代表の常連だったチャロフは、惜しくも2018年のロシア・ワールドカップの最終メンバーからは落選したものの、2019年3月に行われたユーロ予選のベルギー代表戦でフル代表デビューも飾っている。

2019年にCSKAモスクワと2022年までの新契約を締結したチャロフは、これまで度々四大リーグのビッグクラブからの関心もあったものの、移籍は実現せず。22歳の今季も公式戦39試合に出場し9ゴール9アシストと十分な結果を残しているだけに、そろそろステップアップも視野に入れる段階に来ているかもしれない。