サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにするこ…
サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにすることをそう呼んでいた。(クリケットにおいて打者を連続でアウトにすることは相当難易度が高い)
サッカー選手にとって、「ハットトリック」は実力を証明する功績でもあるが、そう簡単にはお目にかかれない。この企画『HAT-TRICK HEROES』では記憶に残る「ハットトリック」を紹介していく。
今回は、元ルーマニア代表FWのゲオルゲ・ハジ氏がレアル・マドリー時代に決めたハットトリックだ。
現役時代にマドリーやバルセロナでプレーしたルーマニアサッカー界のレジェンドであるハジ氏。「東欧のマラドーナ」の異名に相応しい高度なテクニックを持った、ルーマニア史上最高のレフティだ。
マドリーでは在籍2年間で公式戦80試合に出場して19ゴールの数字を残しているが、1992年2月16日に行われたラ・リーガ第22節のアスレティック・ビルバオ戦ではハットトリックを決めている。
まずは22分、マドリー攻撃陣の華麗なパスワークからハジが抜け出し、ボックス左で滑り込みながらダイレクトでシュート。相手GKに当たりながらもゴールネットを揺らした。
さらに51分にはカウンターのチャンスから、FWエミリオ・ブトラゲーニョが見事なスルーパスを出し、抜け出したハジが左足ジャンピングボレーで決めた。
そして圧巻だったのが55分の3点目、右サイドでボールを持ったハジは巧みなステップでボックス付近まで持ち上がると、そのまま左足で振り抜きドライブシュート。強烈なシュートがゴールネットに突き刺さった。
試合は、さらにゴールを重ねたマドリーが5-0と圧勝している。