SUPER GT今季最終大会「MOTEGI GT GRAND FINAL」は13日午前、ダブルヘッダー2戦目となる「第8戦」の公式予選を行ない、GT500クラスのポールポジションはポイント首位#39 レクサスRC Fの平手晃平が獲得した。G…
SUPER GT今季最終大会「MOTEGI GT GRAND FINAL」は13日午前、ダブルヘッダー2戦目となる「第8戦」の公式予選を行ない、GT500クラスのポールポジションはポイント首位#39 レクサスRC Fの平手晃平が獲得した。GT300の1位は#31 プリウスの中山雄一。
晴天、ドライコンディションのもと、朝8時40分開始の予選は前日(第3戦)同様にドライバー1人、15分間の“一本勝負”である。この日は、前日の予選に出走しなかった方のドライバーの出番だ。第8戦はGT300クラスの一部車両以外は皆、ウエイトハンデ0kgでの出走となる。
GT500のポールポジションは#39 DENSO KOBELCO SARD RC F(H. コバライネン&平手晃平/ブリヂストン=BS)が2戦連続で獲得した。前日のコバライネンに続き、この日は平手がトップタイム。それもコースレコード大幅更新となる1分36秒491、後続にもコンマ3秒近い差をつけての快心のポール奪取だった。
#39 RC F 平手晃平のコメント
「自分自身の力でGT500のポールを獲ったのはたぶん初めてだと思うんですけど、しかも(全車ノーハンデという)ガチンコ勝負の状態のなかで周りのチームを倒してのポール、これは自信にもつながりますね。午後の決勝もすごくいい位置(先頭)からスタートできますし、今、ものすごくハッピーです」
充実のポイントリーダー、平手&コバライネンがポールポジションに与えられるドライバーズポイント「1」を獲得したことで、GT500クラスドライバーズチャンピオンの座を巡る争いは、前日終了時点の8陣営チャンスありの状況から1陣営が脱落、下記の7陣営に決勝でチャンスが残ることとなった(すべて手元計算)。
■GT500ドライバーズポイント上位
62点 #39 RC F コバライネン&平手晃平(BS)予選1位
58点 #1 RC F 松田次生&クインタレッリ(MI)予選9位
54点 #6 GT-R 大嶋和也&カルダレッリ(BS)予選3位
50点 #38 RC F 立川祐路&石浦宏明(BS)予選7位
47点 #19 RC F 関口雄飛&国本雄資(YH)予選4位
46点 #36 RC F 伊藤大輔&キャシディ(BS)予選6位
42点 #24 GT-R 佐々木大樹&柳田真孝(YH)予選12位
*BS=ブリヂストン、MI=ミシュラン、YH=ヨコハマ。決勝での獲得ポイントは1~10位に20/15/11/8/6/5/4/3/2/1点。
レクサス「5」、日産「2」、ホンダ「0」という7陣営の内訳だが、自力王座の権利を有するのは上位2陣営、#39 RC Fと#1 GT-Rのみだ。3番手につける#6 RC F以降の5陣営は他力が必要になる。
今回の予選はレクサス1-2-3-4という結果になっており、9位の#1 GT-Rは自力逆転王座の可能性を残すとはいえ、厳しい状況に追い込まれた。逆転3連覇に向け、決勝でどう戦うかが注目される。一方のランク首位にしてポールの#39 RC Fは、今季ここまで実は未勝利。平手は「勝ちにこだわっていきたいと思います」と語り、王座に向けて有利な立場にはあるが、あくまでも“勝って王座へ”の姿勢で臨む構えだ。
GT300クラスのポールポジションは#31 TOYOTA PRIUS apr GT(嵯峨宏紀&中山雄一/BS)が獲得した。ドライバーズランク首位の#25 VivaC 86 MC(土屋武士&松井孝允/YH)は予選6位、ランク2番手以降に対し9点リードで決勝に向かう。ドライバーズチャンピオン獲得の可能性を残して決勝に臨むのは全5陣営だが、#25 土屋&松井は2位以上で自力王座決定となる。
今季最終レースの決勝は、午後1時30分にパレードラップスタート予定。53周、250kmの戦いの果て、ついに両クラスの王座の行方が決まる。
平手(右)がGT500のポールを奪取。決勝ではコバライネン(左)とともに優勝を、そして王座獲得を目指す。撮影:益田和久
GT500クラスのポイントランク2番手、#1 GT-Rは予選9位。撮影:益田和久(前日の第3戦)
第8戦のポールを獲得した(左から)GT500の平手、コバライネン、GT300の嵯峨、中山。撮影:遠藤俊幸
GT300のポールをゲットした#31 プリウス。撮影:遠藤俊幸(前日の第3戦)
GT300のポイント首位、#25 VivaC 86 MCは予選6位。撮影:遠藤俊幸(前日の第3戦)