テニスの元世界王者ラファエル・ナダル(スペイン)は、クレーコートでは史上最高の選手と言われている。「全仏オープン」では史上最多である12回の優勝を飾り、グランドスラム男子シングルス優勝回数は1…

テニスの元世界王者ラファエル・ナダル(スペイン)は、クレーコートでは史上最高の選手と言われている。「全仏オープン」では史上最多である12回の優勝を飾り、グランドスラム男子シングルス優勝回数は19回と、ロジャー・フェデラー(スイス)の持つ最多記録にあと1回と迫っている。そんなナダルの生まれた島、マヨルカ島についてTennis World USAが伝えている。【動画】マヨルカ島の美しい海360度映像

ナダルはマヨルカ島のマナコルで生まれた。クリスタルのように澄んだ海に囲まれたマヨルカ島には、長く続く白い砂浜と、人目から少し隠されたビーチがある。小さな漁村や小さな川、山々、そして温暖な気候ゆえに、ヨーロッパの人々に人気の観光地だ。

特に7月と8月には何百万人もの観光客が、主にイギリスとドイツから訪れる。だが、一年中続く穏やかな気候を求めてやってくる観光客たちは観光地に集中するので、島の大部分は平和な静けさを保っている。

バレアレス諸島の首都であるパルマ・デ・マヨルカは、紀元前123年にローマ人がその礎を築いた。美しい海と穏やかな気候、そして観光客のエンターテイメントも十分にある、休日を過ごすのにぴったりな町だ。

旧市街にはディスコやパブやお店など、娯楽とリラクゼーションのための施設もあり、パルマ大聖堂やアルムダイナ宮殿、アラブ人浴場跡といった観光スポットもある。南側の海岸には、マナコルやパルマなどの大人気のビーチもあるが、静かで小さく人の少ないビーチや洞窟もある。

洞窟はマヨルカ観光のハイライトの一つ。ドラック洞窟、ハムス洞窟、アルタ洞窟などたくさんの洞窟があり、独特の雰囲気を楽しめる。

自然を楽しみたければ、マヨルカ島の南にあるカブレラ島を訪れても良いし、アルブフェラ自然公園やモンドラゴ自然公園もある。ミラドル・デス・コロメルの崖からは、マヨルカ島と海の絶景を見ることができる。さらに進めば灯台の立つ岩だらけのフルマントール岬に出る。

マヨルカ料理は典型的な地中海料理だ。主なメインディッシュは魚、豚、ウサギで、新鮮な野菜や果物も豊富。代表的な料理はトレンポ(トマト、ニンニク、オイル、ビネガー、チリのフレッシュサラダ)、アロス・ブリュット(ポーク、ライス、野菜を煮たもの)、ボティファロン(ポークの肉と血のソーセージ)などだ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2019年「マヨルカ・オープン」で練習するナダル

(Photo by Quality Sport Images/Getty Images)