現地22日、「ATP1000 ウェスタン&サザンオープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月22日~8月28日/ハードコート)の大会初日。男子シングルス1回戦で、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出…

現地22日、「ATP1000 ウェスタン&サザンオープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月22日~8月28日/ハードコート)の大会初日。男子シングルス1回戦で、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場の世界129位アンディ・マレー(イギリス)が、同じくワイルドカードの世界81位フランシス・ティアフォー(アメリカ)に7-6(6)、3-6、6-1で勝利した。試合時間は2時間28分。【実際の動画】マレー 勝利後、無人の客席にもしっかり挨拶【ドロー表】ATP1000ウェスタン&サザン・オープン

約5ヶ月ぶりに再開した男子のATPツアー。マレーにとっては、昨年11月の「デビスカップ」決勝ラウンドで骨盤を怪我して以降、約9ヶ月ぶりの公式戦となった。

マレーは第1セットのタイブレークでセットポイントを握られたが、それをしのいでセットを先取。続く第2セットを落とすも、最終第3セットは2度ブレークに成功。フルセットの熱戦を制し、ツアー復帰後初、そして今シーズン初の勝利を挙げた。

ATP(男子プロテニス協会)公式サイトによると、久しぶりの公式戦を戦ったマレーは「今日はうまく動けたと思うよ。それが一番嬉しかったことだし、試合に臨む上で一番不安だったことでもある」と試合を振り返った。

「自分のテニスはもっと良かったかもしれないね。でも、最後にはいくつかうまくできたし、試合の中で間違いなく改善できたと思うよ」

同大会2度の優勝経験を持つマレー。次戦は第5シードの世界7位アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。両者は2016年「全豪オープン」で1度対戦しており、その時はマレーが勝利している。

マレーは「(ズベレフは)明らかにここ何年かでトップに上がってきている」とズベレフを評価。

そして「間違いなく、僕にとっていいテストになるね。背が高いのに動きがいいし、しっかりしている。彼は、たまにサーブに苦労しているね。彼が良いサーブを打っている時は、明らかに世界のトッププレーヤーの一人だ」と語った。

ツアー復帰戦を勝利で飾ったマレー。次戦、シード選手のズベレフを相手にどのようなプレーを見せるか注目だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 ウェスタン&サザンオープン」でのマレー

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)