どれだけゴールを重ねている名選手でも、初めてのゴールは印象深いはず。今回の企画『FIRST GOALS』では、選手たちが…

どれだけゴールを重ねている名選手でも、初めてのゴールは印象深いはず。今回の企画『FIRST GOALS』では、選手たちが各クラブで初めて決めたゴールを紹介していく。

今回は元ブラジル代表FWロナウド氏がコリンチャンスで決めた最初のゴールだ。

圧倒的なスピードとテクニックを武器にゴールを量産し、史上最も優れたストライカーの1人と呼び声高いロナウド氏は、バルセロナ、インテル、レアル・マドリー、ミランなど、ヨーロッパビッグクラブでの活躍の後、2009年1月に母国のコリンチャンスに加入。2011年2月に引退するまで、公式戦40試合21ゴールを決め、インパクトを残した。

そんなロナウド氏の母国復帰後初ゴールは、2009年3月8日に行われた、サンパウロ州選手権、パルメイラス戦で決めた劇的なゴールだった。

コリンチャンスとパルメイラスというブラジルの名門同士による対戦となったこの試合。ロナウドは後半から途中出場を果たすと、0-1とリードされて迎えた94分、ラストプレーでコリンチャンスがコーナーキックを得る。

右コーナーからインスイングのボールがボックスに入ると、ファーサイドで待つロナウドは、DFとの一瞬の駆け引きの中でフリーになると、ヘディングをゴール左の完璧なコースに決め、ラストワンプレーでの劇的な同点弾となるコリンチャンス初ゴールを決めてみせた。

これにはロナウドも喜びを爆発させ、スタンドへ向かって走り、観客やチームメイトたちと、もみくちゃになりながら喜びを分かち合っている。