世界中で休むことなく紡がれ続けてきたフットボールの歴史の中で今日何が起こったのか。本日8月22日の出来事を振り返ってみよ…

世界中で休むことなく紡がれ続けてきたフットボールの歴史の中で今日何が起こったのか。本日8月22日の出来事を振り返ってみよう。

今回ピックアップするのは、2004年8月22日。当時アヤックスに所属していた元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチが自らの中でも最高のゴールの1つを決めた日だ。

◆オランダでブレイクするスウェーデンの神童

1999年に地元のクラブであったマルメでプロキャリアをスタートさせたイブラヒモビッチは、アーセナルなど、多くのビッグクラブの関心を集め、2001年夏、19歳でオランダの名門アヤックスへ移籍した。

マルコ・ファン・バステン氏など、多くのクラブレジェンドたちが背負った背番号「9」を付けたイブラヒモビッチは、チームの主力へと成長し、在籍した4シーズンで110試合48ゴールを記録しブレイク。リーグタイトル2回、リーグカップ優勝1回など多くのタイトルをクラブにもたらした。

◆世界にズラタンの名を知らしめた驚愕のソロゴール

そんなイブラヒモビッチは、2004年8月22日に行われた、エールディビジ第2節、ブレダ戦では、世界中にその名を知らしめる驚愕のゴールを決めている。

既に1得点を決め、4-1と大きなリードを奪って迎えた76分、敵陣中央で相手を背中に背負った状態でボールを受けると、相手のプレッシャーをいなしながら前を向く。そこからドリブルを開始すると、細かいステップとフェイントで相手DFを次々とかわしてボックス内に侵入、ゴール前でもキックフェイントでGKとDFを欺き、そのまま驚愕のソロゴールを決めた。

ディエゴ・マラドーナやロナウドを彷彿とさせるような素晴らしいゴールを見せたイブラヒモビッチは、多くのクラブの注目を集め、ユベントス、インテル、バルセロナ、ミラン、パリ・サンジェルマン(PSG)、マンチェスター・ユナイテッドなど、数々のビッグクラブを歩むこととなる。