ロナルド・クーマンの招聘によってFCバルセロナのオランダ化が復活するかもしれない。オランダ代表との契約を解除してバルセロ…
ロナルド・クーマンの招聘によってFCバルセロナのオランダ化が復活するかもしれない。オランダ代表との契約を解除してバルセロナに到着した指揮官は、ドニー・ファン・デ・ベーク、ジョルニジオ・ワイナルドゥム、そしてメンフィス・デパイという同国代表3選手の獲得を要求している。
なかでも、オリンピック・リヨンで見事な復活を遂げたメンフィス・デパイが補強の最優先となっている。
クーマンはスポーツディレクターのラモン・プラネスとの最初の会談を通じて26歳のデパイをブラウグラナに連れて来るという意向を伝えた。
彼のスピードと技術力の高さから繰り出されるドリブルに加えて、非凡なゴールセンスは疑いようのないものだ。メンフィスは昨年12月に左膝の前十字靭帯断裂という大怪我を負ったにもかかわらず、シーズン22試合に出場して15ゴール2アシストを挙げており、特にチャンピオンズリーグにおいては8試合6得点と欧州トップレベルでも力を発揮している。
マンチェスター・ユナイテッドでの失望から完全復活したメンフィスをクーマンは新たな9番として迎えたいようだ。
しかし獲得には厳しい交渉が待っている。バルサはすでにOLの会長ジャン=ミシェル・オラスの要求を知っている。 前述の大怪我の前にトッテナムからの関心を受けたデパイに、同会長は5500万ユーロ(約69億円)の値を付けた。怪我もあり最終的にリヨンに残留したが、バルサはこの金額から4000万ユーロ(約50億円)に減額して交渉することを望んでいる。オラス会長はバルサの資金難を見越してトレードを要求してく可能性もあるだろう。