新型コロナウイルス感染拡大の影響で3月から中断されていた女子プロテニスツアーが、ようやく再開。そしてWTA(女子プロテニス協会)にはおめでたいニュースが続いている。3人の選手/元選手が出産を控…

新型コロナウイルス感染拡大の影響で3月から中断されていた女子プロテニスツアーが、ようやく再開。そしてWTA(女子プロテニス協会)にはおめでたいニュースが続いている。3人の選手/元選手が出産を控えていることを発表したのだ。Tennis World USAが報じた。【実際の写真】元世界12位のゴロビンが3人目の子供が出来て喜ぶ

元世界ランキング12位のタティアナ・ゴロビン(フランス)は間もなく第三子が生まれることをSNSで公表。「ややこしい2020年に、私たち家族は嬉しいニュースを受け取りました。3人目の赤ちゃんです」と、大きなお腹を抱えて二人の可愛い子供たちと木陰にたたずむ写真を公開。ゴロビンは昨年末にツアー復帰を目指していたが、それはもう少し先になりそうだ。

一方で元世界11位のシャハール・ペール(イスラエル)は、二人目の子供が生まれる。ペールは昨年長男を出産、ナフティと名付けた。ペールのSNSでの報告は「ナフティは妹の誕生を待っています」ペールがプロとして最後の試合に出場したのは2016年だったが、その後2017年2月に引退を発表、2018年に結婚した。

マンディ・ミネラ(ルクセンブルク)も12月に第二子の出産予定であることを発表。長女は現在2歳半で、第二子も女の子だという。ダブルス世界ランキング過去最高47位、現在104位のミネラは、2021年の「全仏オープン」でプロテクトランキングを使って復帰予定だ。

近年、出産後に復帰する女子選手は増えてきている。元世界女王のセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)やビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)、やはり元世界女王のキム・クライシュテルス(ベルギー)は今年7年ぶりに現役復帰を果たした。さらに元ダブルス世界1位のサーニャ・ミルザ(インド)など、ファンにも世界中の働く母親たちにも喜ばしい限りだ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2019年「全米オープン」でのミネラ

(Photo by Emilee Chinn/Getty Images)