20190-2020UEFAヨーロパリーグ、セビージャ対インテル・ミラノの決勝戦が現地時間21日にドイツのシュタディオン…

20190-2020UEFAヨーロパリーグ、セビージャ対インテル・ミラノの決勝戦が現地時間21日にドイツのシュタディオン・ケルンで開催された。
UEFAカップ時代から通算5度のヨーロッパリーグ優勝を経験しているセビージャと1997-1998のUEFAカップ以来4度目の優勝が懸かるインテルが激突した。
試合は早い時間帯から動いた。3分、カウンターでハーフライン付近からドリブルを仕掛けたロメル・ルカクがジエゴ・カルロスとのフィジカルバトルを制してペナルティキックを獲得。このPKをルカク自ら決めてインテルが先制した。
今季のセビージャ守備陣を支えて来たブラジル人センターバックでさえもルカクのスピードとパワーに圧倒された。ジエゴ・カルロスはEL3試合連続のPK献上。対するルカクは今季のEL全6試合連続となる7ゴール目を左下に流し込んだ。
準決勝のマンチェスター・ユナイテッド戦同様に先行を許したセビージャだったが、先発復帰のオランダ人ストライカーが起用に応える。12分、右サイドのヘスス・ナバスからのクロスをルーク・デ・ヨングがダイビングヘッドで合わせて同点。デ・ヨングは2試合連続ゴールとなった。
さらに両チームがセットプレーから得点を奪う。まずは33分にセビージャ。この試合がセビージャラストマッチとなるエベル・バネガのフリーキックを巧みな動き直しでフリーになったルーク・デ・ヨングが頭で決めて逆転。
しかしその2分後にインテルが追い付く。ジエゴ・カルロスを圧倒するルカクが倒されてフリーキックを獲得。マルセロ・ブロゾヴィッチのFKにディエゴ・ゴディンが強烈なヘッドを叩き込んで再び同点とした。経験豊富な元アトレティコのセンターバックが大舞台での強さを発揮した。
前半から桁違いのフィジカル能力でセビージャ守備陣を圧倒していたルカクは65分にカウンターからゴールキーパーとの一対一を迎えたが、ここは準決勝でも好守を連発したGKブヌが体を投げ出してセーブ。
後半はボールポゼッションも相手に譲り、難しい展開を強いられていたセビージャだったが、再びセットプレーから勝ち越しに成功した。74分、バネガのFKは一度クリアされたものの、セカンドボールに反応したCBのジエゴ・カルロスのチレーナ(バイシクルシュート)がルカクに当たってゴールネットを揺らした。
その後はインテルがエリクセン、モーゼス、アレクシス・サンチェスの3枚替えなどでセビージャゴールに迫ったが、この猛攻に耐えたセビージャがケルンでの死闘を制して4季ぶり6度目のヨーロッパリーグ制覇を果たした。
セビージャ 3-2 インテル・ミラノ
5分:(PK)ロメル・ルカク
12分、33分:ルーク・デ・ヨング
35分:ディエゴ・ゴディン
74分:ジエゴ・カルロス