サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにするこ…

サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにすることをそう呼んでいた。(クリケットにおいて打者を連続でアウトにすることは相当難易度が高い)

サッカー選手にとって、「ハットトリック」は実力を証明する功績でもあるが、そう簡単にはお目にかかれない。この企画『HAT-TRICK HEROES』では記憶に残る「ハットトリック」を紹介していく。

今回は、ウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニでパリ・サンジェルマン(PSG)で決めたハットトリックだ。

2013年夏にナポリからPSGに加入したカバーニは、公式戦301試合に出場し、クラブ歴代最多の200ゴールをマーク。2019-20シーズン限りで退団していた。

そのカバーニは、2015年5月8日に行われたリーグ・アン第36節のギャンガン戦では、ワンタッチゴールのみでハットトリックを達成している。

試合開始早々の2分、右サイドでボールを持ったDFセルジュ・オーリエのクロスに反応すると、左足でコースを変えて早速先制点を記録する。

リード2点に広げた52分には、FWズラタン・イブラヒモビッチのスルーパスに抜け出し、歩幅を合わせるとダイレクトで正確な左足シュートを放ち、再びゴールネットを揺らす。

さらに4-0で迎えた70分にはMFマルコ・ヴェッラッティの浮き球のパスに抜け出すと、今度は右足のインサイドでダイレクトシュートで見事ハットトリックを達成。カバーニのハットトリックの活躍もあったPSGはこの試合を6-0と大勝を飾っている。