たった1つのミスが失点に直結するゴールキーパー(GK)というポジション。当然ながらGKがゴールを決めることはほとんどなく…
たった1つのミスが失点に直結するゴールキーパー(GK)というポジション。当然ながらGKがゴールを決めることはほとんどなく、ストライカーやドリブラーに比べて目立ちにくい部分もある。
しかし、裏を返せばセーブひとつでチームを救うこともできる、勝敗のカギを握るポジションとも言える。今回の企画『Unbelievable Saves』(信じられないセーブ)では、各クラブの守護神たちが見せた驚きのセーブを紹介していく。
今回は、ベルギー人GKニコ・ファイセン氏がクリスタル・パレス時代の昇格プレーオフ決勝で見せたファインセーブだ。
ファイセン氏は1993年にベルギーのセルクル・ブルージュでプロキャリアをスタートさせると、1998年に移籍したハダースフィールドでは正GKとして活躍。その後2001年にバーミンガムに加入し、2004年2月にレンタル移籍でクリスタル・パレスに移籍した。
クリスタル・パレスでは半年より短い在籍期間の中で、公式戦の出場は10試合にしか出場していないが、2004年5月29日に行われた、プレミアリーグ昇格をかけたプレーオフ決勝のウェストハム戦では、値千金のセーブを見せている。
0-0と拮抗した展開が続く中で迎えた57分、ウェストハムに決定機が訪れる。攻勢に出るウェストハムは、クリスタル・パレスにプレッシャーをかけると、ボックス手前でクリアボールを拾ったMFスティーブ・ロマスが強烈なミドルシュートを放つ。
ドライブ回転しながらゴールに向かっていくボールは、ゴールに入る寸前のところで、ファイセンが見事な片手セーブを見せ、ピンチを救った。
このセーブで流れが変わったのか、クリスタル・パレスはこの直後に先制。そのまま1-0で逃げ切り、見事プレミアリーグ昇格を掴み取った。