スプリット? ツーシーム? 145キロで急変化する1球が注目集める 米大リーグ・カブスのダルビッシュ有投手が18日(日本…
スプリット? ツーシーム? 145キロで急変化する1球が注目集める
米大リーグ・カブスのダルビッシュ有投手が18日(日本時間19日)、カージナルス戦に先発して6回8安打1失点、7奪三振の好投で4勝目を挙げた。両リーグ最多タイとなる白星をマークした右腕が投げた「フロントドア」が国内外で注目を浴びている。米国の名物セレブが実際の動画を投稿。このボールの球種は何なのか。本人もツイッターで反応するなど、反響が広がっている。
このボールは一体――。ダルビッシュが投じた注目の1球は初回2死一塁の場面だった。左打者カーペンターに対してのカウント2-2からの5球目。内角ボールゾーンからストライクゾーンに急激に変化する、いわゆるフロントドアで見逃し三振に切って取った。
90マイル(約145キロ)を計測し、さらに鋭く変化したボールを「ピッチングニンジャ」の愛称で知られ、現役メジャーリーガーや米メディアからも多数フォローされている名物セレブのロブ・フリードマン氏がツイッターで公開。「ユウ・ダルビッシュの残忍な90マイルのフロントドアスプリット」と記して投稿した。
すると現地ファンからは「どうすれば左から右へ変化するんだ」「“残忍”は完璧な表現」「アイ・ラブ・ユウ」「エグい」「この投球最高」などと喝采が上がる一方で、「ツーシームじゃない? 縦方向への変化がほぼない…」との声もあがった。
本人が回答「チェンジアップ」
確かに軌道はツーシームのようにも見えるが、MLB公式サイトでもスプリットと紹介している。実際は何なのか。本人が答えを出している。
日本のファンからダルビッシュに対して、「このフロントドア気味の球はスプリットですか? ツーシームですか?」とツイッターで問いかけると、本人は「これはチェンジアップです」と回答した。
チェンジアップは一般的には打者のタイミングを外すためのもので、速球との緩急をつけることが目的とされ、140キロ中盤のチェンジアップはなかなかお目にかかれないが、ダルビッシュは続くツイートで「昨日のストレート平均が96.1マイル(約155キロ)なので、チェンジアップが90マイルだとまぁまぁ緩急つきます」と説明を加えている。
フォーシームと、多彩な変化球を高いレベルで操り、今季のダルビッシュは絶好調だ。(THE ANSWER編集部)