侍ジャパンの強化試合第2戦で「打者・大谷」が敵将の度肝を抜いた。■大谷の内野安打が「ターニングポイント」、敵将唖然「あそこまでスピードがあるとは」 侍ジャパンの強化試合第2戦で「打者・大谷」が敵将の度肝を抜いた。 11日のメキシコ代表戦(東…

侍ジャパンの強化試合第2戦で「打者・大谷」が敵将の度肝を抜いた。

■大谷の内野安打が「ターニングポイント」、敵将唖然「あそこまでスピードがあるとは」

 侍ジャパンの強化試合第2戦で「打者・大谷」が敵将の度肝を抜いた。

 11日のメキシコ代表戦(東京ドーム)。「3番・DH」でスタメン出場した大谷翔平(日本ハム)は初回2死から左翼線二塁打で出塁すると、続く中田翔(日本ハム)の右翼への二塁打で先制ホームを踏んだ。1点リードで迎えた3回の第2打席では四球を選ぶと、筒香嘉智(DeNA)の右前安打で三塁に進み、坂本勇人(巨人)の右犠飛で生還。そして同点で迎えた5回先頭での第3打席では、快足を飛ばして一塁内野安打で出塁すると、直後に二盗に成功。内川の一ゴロの間に三塁に進むと、筒香の一ゴロに快足を飛ばして勝ち越しのホームを踏んだ。

 この日、4打数2安打2四球1盗塁の活躍を見せた22歳に、試合後、メキシコのエドガー監督も驚嘆の色を見せた。

「大谷について 彼のスピードには非常に驚かされました。いいアスリートだとは知っていましたけど、あそこまでスピードがあるとは、実際に走っている姿を見て驚きました」

 勝敗の分かれ目として挙げたのは大谷の内野安打の場面。「3-3の場面で内野ゴロの投手のベースカバーが遅れて出塁を許した。あれが試合のターニングポイントだった。アウトになっていれば、失点につながらなかった」と話し、快足の大谷をアウトに仕留められなかったことを嘆いた。

 前日は好機を逸して3-7と敗れた日本だが、第2戦は11-4で快勝し見事に雪辱。今大会、打者として起用されている大谷も勝利に大きく貢献した。