史上初の6階級制覇王者が12年ぶりにリングへ ボクシングの元6階級制覇王者オスカー・デ・ラ・ホーヤ氏(米国)が19日(日本時間20日)、現役復帰を表明した。米スポーツ専門局「ESPN」が報じている。“ゴールデンボーイ”の異名をとり、現在はプ…

史上初の6階級制覇王者が12年ぶりにリングへ

 ボクシングの元6階級制覇王者オスカー・デ・ラ・ホーヤ氏(米国)が19日(日本時間20日)、現役復帰を表明した。米スポーツ専門局「ESPN」が報じている。

“ゴールデンボーイ”の異名をとり、現在はプロモーターとしてカネロことサウル・アルバレス(メキシコ)を抱えるなど、一大勢力となっているゴールデンボーイ・プロモーションを率いるデ・ラ・ホーヤ。47歳となった史上初の6階級制覇王者はリング復帰を決断した。

 ESPNは「47歳のオスカー・デ・ラ・ホーヤが復帰を表明」と題した記事で、ゴールデンボーイの復帰へ向けた意気込みを伝えている。

「噂は本当だよ。これから数週間以内にスパーリングを開始する。本物の試合だ。リングが恋しい。ボクシングを愛しているからね。ボクシングは今日自分が持っているものすべてを与えてくれた。ただただ恋しいんだ」

長期のブランクにも自信「ジャブは以前よりも速く感じる」

 ボクシング界ではマイク・タイソン(米国)のリング復帰が決定。ロイ・ジョーンズJr(米国)とエキシビションマッチを11月に行うことが発表されているが、デ・ラ・ホーヤはあくまで“本物の試合”を望んでいるようだ。

 バルセロナ五輪で金メダルを獲得。プロではスーパーフェザー級~ミドル級までの6階級を史上初めて制した。2008年のマニー・パッキャオ(フィリピン)戦を最後に現役を引退。以来12年間リングからは遠ざかっているが、自信をのぞかせている。

「確かに久しぶりだ。しかし、ジャブは以前よりも速く感じる。コンディショニングを完璧にしなければいけない。状態は良いよ」

 12年ぶりの現役復帰。47歳となったゴールデン・ボーイが前代未聞の挑戦を開始する。(THE ANSWER編集部)