前田とバッテリーを組んだアビラが明かした“心配事”とは… 米大リーグ・ツインズの前田健太投手は18日(日本時間19日)、ブルワーズ戦に先発登板。勝ち星はつかなかったが9回途中1安打1失点の好投を見せた。無安打投球を続けていた9回、先頭打者に…

前田とバッテリーを組んだアビラが明かした“心配事”とは…

 米大リーグ・ツインズの前田健太投手は18日(日本時間19日)、ブルワーズ戦に先発登板。勝ち星はつかなかったが9回途中1安打1失点の好投を見せた。無安打投球を続けていた9回、先頭打者に安打を許してノーヒットノーランを逃したが、8連続を含む12奪三振の力投。女房役のアレックス・アビラ捕手は「今日の彼は本当に素晴らしかった」などと試合を振り返っている。

 相手打線を手玉にとった。前田は伸びる速球と落ちる変化球などを駆使。3回1死から8人連続で三振を奪うなど、ブルワーズ打線を8回終了まで四球2つのみ、無安打に抑え込んだ。ノーヒットノーラン達成目前だった9回、先頭のソガードに右前にポテンヒットを許し、偉業達成はならなかったが、圧倒的な投球を見せた。

 米放送局「FOXスポーツ・ノース」は、前田の女房役を務めたアビラのインタビューを動画で公開。33歳捕手は試合中に抱えていた“心配事”についてこう振り返っている。

「ノーヒットノーランにトライしようと思ったが、同時に気にしていたことがある。彼はここまで1試合で80球から85球以上を投げてこなかったんだ」

打たれたのは前田の115球目「打ち取った当たりが安打になったときは…」

 これまで4登板で3勝を挙げているが、90球以上を投じるのはこの試合が始めて。9回のポテンヒットは、115球目を打たれたものだった。打ちとっていた打球だけに、アビラも悔やんでいるようだ。

「打ち取った当たりがヒットになったときは残念だった。だって、幸いなことに俺はこれまで8回や9回までノーヒットノーランに挑戦してきた投手の球を何回か捕ってきた。だけどその夢が打ち破られるごとに、心を痛めていたんだ。だけど今日の彼は本当に素晴らしかった」

 前田は安打を打たれた直後に降板。リリーフが3点差を追いつかれたため、4勝目もつかなかった。チームは延長12回にサヨナラ勝ちを収めて3連勝。ア・リーグ中地区首位の座を守った。(THE ANSWER編集部)