「東京オリンピック」が新型コロナウイルスの影響で悲しいことに1年延期になってしまったので、前回のオリンピックのことを懐かしく思い出している人々も多いようだ。テニスの元世界王者アンディ・マレー(…

「東京オリンピック」が新型コロナウイルスの影響で悲しいことに1年延期になってしまったので、前回のオリンピックのことを懐かしく思い出している人々も多いようだ。テニスの元世界王者アンディ・マレー(イギリス)もその一人だと、ウェブメディアEssentially Sportsが報じている。【実際の動画】マレーとデルポトロのオリンピックでの激戦が終わった瞬間

マレーにとって2016年のオリンピックは特別だった。彼は男子シングルスで優勝し、史上初となる二連覇を遂げたのだ。先日マレーはInstagramのストーリーにこの時の決勝後の、フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)とのハグの写真を上げて、「僕のキャリアでダントツに最高の試合後のハグ」とコメントをつけた。

怪我から回復中のデル ポトロも、このコメントを聞けば喜ぶだろう。デル ポトロは2019年の夏に「ATP500 ロンドン」で負傷して以来、公式戦に出場していない。デル ポトロにとって辛いことだろうし、マレーにもその気持ちはよくわかるだろう。

マレーは2017年に骨盤を痛め、長い間テニスができなかった。だが大きな手術を乗り越えた彼は、今年の「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月31日~9月13日/ハードコート)でグランドスラムに復帰する。

コロナ禍により、多くの選手たちが「全米オープン」不参加を表明した。アメリカへ旅行するリスクを危ぶんでのことだ。マレーも懸念を口にしていたが、出場を決意。マレーが最後に「全米オープン」で優勝したのは2012年で、最後のグランドスラム優勝は2016年だ。

マレーは公式戦開幕前にイギリス国内でのエキシビション大会「バトル・オブ・ブリッツ」に出場し、準備万端だ。「全米オープン」で4度目のグランドスラム制覇をめざす。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2016年「リオ・オリンピック」でのマレー(奥)とデル ポトロ(手前)

(Photo by Julian Finney/Getty Images)