サッカーアイルランド代表のロイ・キーン・アシスタントマネージャーが、ロシア・ワールドカップ(W杯)予選を前に、エヴァートンに所属するジェームス・マッカーシーを招集できなかったことに不満を漏らした。現役時代に『闘将』と呼ばれ、指導者になってか…
サッカーアイルランド代表のロイ・キーン・アシスタントマネージャーが、ロシア・ワールドカップ(W杯)予選を前に、エヴァートンに所属するジェームス・マッカーシーを招集できなかったことに不満を漏らした。
現役時代に『闘将』と呼ばれ、指導者になってからも選手が不甲斐ない試合を見せると、「何人か殺してやりたいと思った」とジョークを飛ばして物議を醸したキーン。今回その舌鋒はイングランド・プレミアリーグのエヴァートンへ向けられた。
「クラブチームはより自己中心的になりつつある。選手をそばに置いておきたいのだろう。エヴァートンのアイルランド代表選手に関して我々はラッキーだね。ロベルト・マルティネス前監督とは、あまり良い関係ではなかった。エヴァートンの選手を招集しようとするときは毎回、少し理不尽な印象を受けた。これは選手への批判ではなく、エヴァートンやスタッフに対してのものだ。エヴァートンから招集された選手たちは、いつもホテルからなんとか脱出してきたようだった」
ジェームス・マッカーシー 参考画像(c) Getty Images
今季からエヴァートンはロナルド・クーマン監督が就任したが、代表チームとの基本的な関係は変わらなそうだと言う。
「ロナルド・クーマン監督とも同じような問題を抱えることになるだろう。エヴァートンが最後にトロフィーを獲得したのがいつかは知らないが、ずいぶん昔のことだと思う。多くの選手を抱え、多くの試合でプレーさせるのは良いことだ。クラブの成功を意味するものだからね。(トップクラブの)選手たちは毎週末の試合に加え、平日にもプレーする。だがエヴァートンはチャンピオンズリーグやヨーロッパリーグには出場していない。カップ戦も敗退した。エヴァートンは素晴らしいクラブだが、選手たちはもっとタフになる必要がある」
ジェームス・マッカーシー 参考画像(2016年4月9日)(c) Getty Images