連覇狙う全英へ、“女王”の肩書き胸に「噛み締めて1週間を生きる」 女子ゴルフの海外メジャー、AIG全英女子オープン(ロイヤルトルーンGC)で連覇を目指す渋野日向子(サントリー)が18日、オンラインで大会公式会見に臨んだ。1年前に人生を大きく…

連覇狙う全英へ、“女王”の肩書き胸に「噛み締めて1週間を生きる」

 女子ゴルフの海外メジャー、AIG全英女子オープン(ロイヤルトルーンGC)で連覇を目指す渋野日向子(サントリー)が18日、オンラインで大会公式会見に臨んだ。1年前に人生を大きく変えた大会。海外メディアの質問に通訳付きで答え、昨年女王として「誇り」を胸に1週間を戦い抜くことを明かした。

 メジャー覇者を称える光景に感激した。大会を2日後に控えた公式会見。渋野は昨年大会を制した後、日本のフィーバーについて尋ねられた。「凄い人生が変わった瞬間だった。1週間で芸能人になったような感じでした」。前週はスコットランド女子オープンに出場して予選落ち。体調について「めちゃくちゃ元気(笑)」と語り、大会会場の雰囲気を伝えた。

「いたるところに私の写真があったり、駐車場に私専用の駐車場があったりします。(停めるために)次はレンタカーで来ようと思う(笑)。重圧というより、ディフェンディングで迎えられることに凄く誇りを感じた。どんな瞬間も噛み締めているかなという感じです」

 会場には、昨年優勝時にトロフィーにキスをしたシーンの特大パネルも。思わずスマホで撮影した。しかし、心には楽しみとプレッシャーが混在する。「リンクス(コース)に対して怖いのもあるし、ディフェンディングなので下手なゴルフはできないとか。でも、こっちに来てからは下手なゴルフはできないという思いは消えて、自分なりに楽しめたらいいのかなと思います。6:4で6が楽しみ、4がプレッシャーかな」と、ありのままの心境を語った。

 海外メディアの質問攻めにも笑顔で対応。「ディフェンディングで大会を迎えられるのは一生に一度あるかないか。どんな時でも一瞬たりとも無駄にしない時間を過ごしたいし、いろいろ噛み締めてこの1週間を生きていきたい」。女王の「誇り」を胸に「今」を大切にする。(THE ANSWER編集部)