コロナウイルスの影響で、リモートとなった今回の対談。記念すべき第1回目はことし早稲田大学に入学した馬場はるあ(社1=東京・駒場学園)。フィギュア部門主将永井優香(社4=東京・駒場学園)や石塚怜雄(スポ3=東京・駒場学園)は駒場学園高校の先輩…

コロナウイルスの影響で、リモートとなった今回の対談。記念すべき第1回目はことし早稲田大学に入学した馬場はるあ(社1=東京・駒場学園)。フィギュア部門主将永井優香(社4=東京・駒場学園)や石塚怜雄(スポ3=東京・駒場学園)は駒場学園高校の先輩でもある。入部した理由などスケートの話に加え、オンライン授業の様子や趣味といった私生活の一面も伺った。 ※この対談は7月5日に行われたものです

「あんまり実感ないです(笑)」


笑顔で質問に答える様子

 

――まずはスケート以外のことを伺います。コロナウイルスの影響で大変な状況ですが、大学生活はどのように過ごしていますか

 

難しい課題に取り組むときは、Zoomで友達と一緒に深夜まで頑張っています。

 

――気持ちの変化はありますか

 

大学にまだ行けてないので、あんまり実感はないです(笑)。

 

――自粛期間はどのように過ごしていましたか

 

走ったり、体重が増えないよう、また筋力が無いのでトレーニングしていました。あとは、課題が大変だったので課題をやりつつ、暇なときはU-NEXTなどで中国ドラマを見ていました。

 

――おすすめのドラマは何ですか

 

中国ドラマでは最近全部見終わったのは、『エイラク』という皇后妃までのし上がる女性を描いた話が面白かったです。

 

――スケート以外のことで早稲田大学を選ばれた理由はありますか

 

私は社会科学部なのですが、歴史や法学系など、社会学で学ぶすべてに興味があり、また性的マイノリティについて関心があるので社会科学部で学ぶことが1番いいと思いました。そして早稲田はGSセンターなど私が学びたいものに1番適した環境が整い、また広く学ぶことができるので、選びました。

 

――性的マイノリティに関しては、入学前から関心があったということですが、どのような活動をしてきたか詳しく伺ってもよろしいですか

 

まだまだ知識不足ですが、レインボーパレードに参加したり40枚ほどの書類を作成したり調べたりしていました。

 

――高校時代はどのように過ごしてきましたか

 

とにかくスケートを頑張っていました。

 

――社会科学部での授業が始まり、どのような授業をとっていますか。楽しい授業があれば教えてください

 

すべて語ると大変なのですが、社会学入門という授業があって、その授業の内容が実際の社会を見渡すと多くの場面で見つけることができ、それを発見することがとても楽しいです。

 

――お友達はできましたか

 

たくさんではないですけど、何人か友達ができました。

 

――今後、勉強とフィギュアスケートの両立について心がけたいことは何ですか

 

スケートの練習が大変で寝てしまいそうになるときもありますが、工夫して、勉強もスケートも両立できるように頑張っていきたいと思っています。

「4年間を素晴らしいものに」

――スケートのことを伺います。高校時代はどのようなことを中心に頑張っていましたか

 

私は、すべての要素がまだまだなので、すべて頑張っていたのですが、特にジャンプの上達を目指していて、コンビネーションのジャンプや、ジャンプが5種類あるうちのすべてのトリプルが飛べるように、そして試合でしっかり決めることのできる確率を目指して頑張っていました。

 

――中でも得意なジャンプや好きなジャンプはありますか

 

1番確率が高いのはトーループジャンプで、自分の中で安心して飛べるジャンプです。

 

――自粛期間中のトレーニング方法を教えてください

 

家のまわりを走ったり、家の前の坂道でダッシュをしたり、筋トレは腹筋、背筋、スクワットなどジャンプで使う筋肉をトレーニングしていました。

 

――スケート面で早稲田大学を選ばれた理由は何ですか

 

やはり、先輩方がお上手でほとんど憧れで入りました。

 

――大学でもスケートを続けられた理由は何ですか

 

やはりスケートが好きなので、続けたいなと思いました。好きだから大学生までずっと続けていると思います。

 

――早稲田大学のスケート部に入部された理由は何ですか

 

憧れている先輩と同じ部活で一緒に滑りたいと思ったからです。

 

――大学に入学して、フィギュアスケートで頑張りたいことは何ですか

 

早稲田のスケート部の一員として、もしインカレなどに出場できれば、チームに貢献できるように準備をしていくために、日ごろからもっと努力していきたいと思います。

 

――早稲田大学に入学されてから、フィギュア部門の方々と交流はありましたか

 

何回かZoomでミーティングをしてお話したことがあります。

 

――仲の良い選手はいらっしゃいますか

 

たくさんいます(笑)。みんないい子なのでみんなと仲良しです。

 

――憧れの選手、影響をうけている選手はいらっしゃいますか

 

海外の選手をいつも見ていて、トゥクタミシェワ(エリザベータ・トゥクタミシェワ)選手はジャンプも上手だし、すべてにおいて憧れています。他のロシアの選手はすごく痩せていて、その中で4回転を飛んでいますが、トゥクタミシェワ選手はもちろん痩せていてすてきなのですが、日本人選手と変わらない体型で4回転やトリプルアクセルを安定的に決めていて憧れています。 早稲田の選手では、永井優香選手に憧れています。去年の全日本選手権(全日本フィギュアスケート選手権)が本当にすてきで、何回も見ていました。

 

――今シーズンについて、プログラムなどお話しできる範囲で教えていただけますか

 

今年はコロナでどうなるかわかっていないので、ショートプログラムもフリースケーティングも去年と同じ内容で滑ることになりました。

 

――大学4年間の目標は何ですか

 

大会でいうと、全日本選手権に出場したいと思っています。文武両道を心がけて頑張っていきたいです。

 

――ファンの皆さんにメッセージをお願いします

 

後悔がないよう、日々勉学とスケートに取り組んで、努力し、4年間を素晴らしいものにしていきたいと思っています。応援よろしくお願いします。

 

――ありがとうございました!


今シーズンの目標

 

早スポプレゼンツ質問リレー

選手の方同士が気になることをリレー形式で次の選手に質問し、それを受けてお答えいただくというコーナーです。今回は、最後に対談を行ったフィギュア部門主将永井優香選手から馬場選手への質問です。

永井最近はまっていることはなんですか?

馬場やっと期末レポートが終わったので、好きな宝塚をU-NEXTで見ています。

(取材・編集 犬飼朋花、岡すなを、中島美穂)

◆馬場はるあ(ばんば・はるあ)

2001(平13)年4月3日生まれ。東京・駒場学園出身。社会科学部1年。トップバッターということで少し緊張感がありましたが、笑顔でお話してくださいました。こちらのトラブルにも丁寧に対応して下さった優しい馬場選手。憧れの先輩と同じ早稲田大学スケート部フィギュア部門の一員として走り出した1年目の姿に注目です!