昨年のラグビーワールドカップでトップ12に入り、すでに2019年の日本行きを決めているジョージア代表が、今週土曜日に地元トビリシ(ミヘイル メスキスタジアム)でおこなう日本代表戦の試合登録メンバー23人を発表した。 “レロス”という愛称で…

 昨年のラグビーワールドカップでトップ12に入り、すでに2019年の日本行きを決めているジョージア代表が、今週土曜日に地元トビリシ(ミヘイル メスキスタジアム)でおこなう日本代表戦の試合登録メンバー23人を発表した。

 “レロス”という愛称でも知られるジョージア代表は、2015年ワールドカップのプールCでトンガ代表とナミビア代表を倒して同組3位となったが、そのときのスコッドメンバーで今回の日本戦に名を連ねたのは19人。そのうちの14人が先発し、唯一ワールドカップを経験していないNO8でも17キャップ保持者だ。
 ワールドカップ2015のドリームチームに選出され、現在はフランスのトゥーロンで活躍しているFLマムカ・ゴルゴゼが主将としてもチームをけん引する。フォワードはフランスとイングランドの強豪クラブに在籍している選手がほとんどで、スクラムは強い。
 バックラインには、ワールドカップ史上最年少プレーヤー(2015年大会に18歳340日で出場)となったSHヴァシル・ロブジャニゼや、95キャップを持つCTBダヴィド・カチャラヴァとFBメラブ・クヴィリカシヴィリのベテラン2人がおり、ディフェンスが強いCTBメラブ・シャリカゼもキープレーヤーとなる。

 ジョージア代表は現在、ワールドランキング11位(日本代表は12位)。昨年のワールドカップ前にグロスター(イングランド)で日本代表と対戦したときは10-13で敗れているが、2012年から指揮しているニュージーランド出身のミルトン・ヘイグ ヘッドコーチのもと着実に成長しており、2019年ワールドカップの出場権を獲得するという目標を成し遂げたあと、ヨーロピアンネーションズカップ・ディビジョン1(欧州セカンドグループの大会)で6連覇を達成。今年6月には初めてパシフィックアイランドに遠征し、サモア代表とは引き分けたものの、トンガ代表とフィジー代表を倒して2勝1分とタフなツアーを勝ち越している。