現地16日、錦織圭(日本/日清食品)が新型コロナウイルスの検査で陽性となり、約1年ぶりの復帰戦となる予定だった8月22日開幕の「ATP1000 ウェスタン&サザンオープン」を欠場することを自身…

現地16日、錦織圭(日本/日清食品)が新型コロナウイルスの検査で陽性となり、約1年ぶりの復帰戦となる予定だった8月22日開幕の「ATP1000 ウェスタン&サザンオープン」を欠場することを自身のアプリで発表した。【実際の動画】陽性が発覚する前日の、錦織の練習の様子【関連記事】約1年ぶりに復帰する錦織圭。復帰直後の懸念点とは?

錦織は英語にて以下のようにコメントしている。

「みなさん、今日は残念なニュースがあります。今朝、フロリダにいる間に新型コロナウイルス感染症の検査を受け、陽性反応が出ました。この時点でシンシナティ大会(今年はニューヨーク開催となる"ATP1000 ウェスタン&サザンオープン")は欠場しなければならないでしょう」

「僕とチームは金曜日(21日)に再検査を受ける予定です。体調は良く、症状はほとんどありませんが、みんなの安全のため完全に隔離されることになります。明日ニューヨークへ飛ぶ予定でしたが、フロリダに残ることになりました。次は金曜日にお知らせします」

錦織はフロリダ州にあるIMGアカデミーを拠点としており、前日の15日にも練習している動画をSNSにアップしていた。フロリダ州は6月に入ってから感染者数が急増。ピーク時には1日あたり約1万5,000人、8月に入っても1日あたり6,000人前後の感染が確認されていた。

テニス界ではこれまでに、世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)や世界19位のグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)などが陽性に。ジョコビッチは無症状のまま回復したが、ディミトロフは症状が重かった。

ディミトロフは陽性から約5週間後にエキシビションマッチに出場したが「回復に向けては、まだ簡単ではないと思う」「ある日はとても気分が良くて4時間ほど外に出ていたのに、その後突然動けなくなって昼寝をしたり休んだりする」とインタビューでも語っていた。

錦織は昨年の「全米オープン」後に肘の怪我のためツアーを離脱。手術を受け、1年ぶりの復帰となる予定だったが、まずは早期の完全回復が願われる。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2019年の「UNIQLO LifeWear Day Tokyo」での錦織

(Photo by Jun Sato/WireImage)