8月16日、小倉競馬場でGⅢ小倉記念(芝2000m)が行なわれる。 このレースは今年で56回目と、小倉ではもっとも古い…
8月16日、小倉競馬場でGⅢ小倉記念(芝2000m)が行なわれる。
このレースは今年で56回目と、小倉ではもっとも古い歴史を誇る重賞。夏シーズンの西日本地区では唯一の「中距離芝重賞」でもある。
昨年の勝ち馬メールドグラースは、同レースを制したあとでオーストラリアに渡り、GⅠコーフィールドC(芝2400m)を快勝した。GⅠにも繋がる重要な一戦となっている。
夏のハンデ重賞は、勢いとコース適性がモノを言うケースが多い。昨年のメールドグラースもこのレースの前まで4連勝で、小倉では2戦2勝の成績だった。また、2018年の勝ち馬トリオンフも前走のGⅢ鳴尾記念(阪神/芝2000m)で2着に入り、小倉ではGⅢ小倉大賞典(芝1800m)を含む2勝を挙げていた。
今年、この条件に当てはまる馬は何頭かいるが、その中ではランブリングアレー(牝4歳/栗東・友道康夫厩舎)が気になる存在だ。

前走のフラワーCで好走したランブリングアレー
3歳時からGⅢフラワーC(中山/芝1800m)3着など重賞でも好走していたが、4歳を迎えた今年はさらなる充実ぶりを見せており、4戦3勝、2着1回という安定した成績を残している。小倉では今年2月の日田特別(1勝クラス、芝1800m)を逃げ切りで勝利。前走は垂水S(3勝クラス、阪神/芝2000m)を1馬身1/2差で制している。4戦目だった2000mで初勝利を挙げたことからも成長を感じる。
血統も優秀で、母ブルーミングアレーはGⅡフローラS3着。同じディープインパクト産駒の叔父に、GⅠマイルチャンピオンシップを勝ったトーセンラー、GⅠ天皇賞・秋を勝ったスピルバーグがいる。
その2頭の叔父は、共に3歳時から重賞で好走を見せつつ、5歳時にGⅠ初制覇を飾った。ランブリングアレーもここまで、その足跡をなぞれそうな成績を残している。叔父たちのような活躍を予感させる走りに期待したい。
2番手にはサマーセント(牝4歳/栗東・斉藤崇史厩舎)を挙げたい。ランブリングアレーと同じ4歳牝馬で、前走のGⅢマーメイドS(阪神/芝2000m)は50kgの軽量にも恵まれて重賞初制覇を飾っている。
小倉競馬場では2戦1勝で、昨年2月の3歳未勝利戦(芝1800m)を勝利。今回は、重賞勝ち馬でありながらランブリングアレー(53kg)より軽い52kgで出走できるのも好材料だ。また、2000mではここ4戦、1着、1着、3着、1着と安定している。
血統を見てみると、父ハービンジャー産駒は、産駒がデビューした2014年以降、小倉芝2000mではディープインパクトに次ぐ2位の20勝と好成績を残している。勝率も、260戦30勝で11.5%のディープインパクトに対し、175戦20勝で11.4%と遜色ない。
今年、小倉で行なわれたGⅢ愛知杯(芝2000m)でも、ハービンジャー産駒のレイホーロマンスが11番人気3着と激走。そのほか、小倉記念では2015年、2016年にベルーフがいずれも2着、2017年にサンマルティンが2番人気2着に入っている。勢い、血統、コース実績と、プラス材料が揃った。
以上、今年の小倉記念は、ランブリングアレー、サマーセントの4歳牝馬2頭に期待する。