笹生優花が単独首位、西郷真央も5位で2001年生まれが好スタート 女子ゴルフの今季国内ツアー2戦目・NEC軽井沢72が14日、長野・軽井沢72G北Cにて無観客(6710ヤード、パー72)で開幕した。昨年11月のプロテストに合格した笹生優花(…

笹生優花が単独首位、西郷真央も5位で2001年生まれが好スタート

 女子ゴルフの今季国内ツアー2戦目・NEC軽井沢72が14日、長野・軽井沢72G北Cにて無観客(6710ヤード、パー72)で開幕した。昨年11月のプロテストに合格した笹生優花(ICTSI)が7バーディー、ボギーなしの65で回って7アンダー。19歳のルーキーがプロ2戦目で2位に2打差の単独首位スタートを決め、同学年の西郷真央(大東建託)も4アンダーの5位と好発進した。

 前半13番でバーディーを奪うと、15、16番でも連続バーディー。勢いのまま後半も2、3、6、8番で伸ばした。ボギーなしの安定したプレーで単独首位発進。「自分でもビックリです。ボギーなしが良かった。ティーショットがそんなに曲がらなかったので、あまりラフに行かずよかった。まだあと2日もあるので明日に向けて練習したい」と振り返った。

 日本人の父とフィリピン人の母を持つ19歳。父の影響で8歳からゴルフを始め、14歳で出場したフィリピンのプロツアーで優勝した。昨年オーガスタ女子アマでは、安田祐香(NEC)とともに3位に。11月のプロテスト合格後から尾崎将司に師事している。

 6月末の開幕戦アース・モンダミンカップでも初日に首位発進。最終日は5位に入った。大会終了後はジャンボ邸に行って成績を報告。「最終ホールのアプローチを見ていたらしく、そこはもったいないと言われたけど『初戦にしてはよく頑張った』と言ってもらえた」と明かした。

 この日は同学年の西郷も4アンダーの5位と好スタート。渋野日向子ら1998年度生まれの黄金世代が多く活躍する国内ツアーだが、安田祐香ら逸材の多い2000年度生まれのプラチナ世代よりもさらに下の学年だ。

 21世紀生まれの新世代。笹生は「楽しんで回ること、冷静になることを気をつけたい。自分のプレーに集中して楽しんでいきたい」と意気込むと、西郷も「課題のティーショット、アイアンショットをクリアして上位で争えたらと思います」と初々しく先を見据えた。(THE ANSWER編集部)