昨年の優勝者である女子テニス世界6位のビアンカ・アンドレスク(カナダ)が、今年は「全米オープン」を欠場することを、現地13日にInstagramで発表した。【動画】アンドレスク、守りのロブショ…

昨年の優勝者である女子テニス世界6位のビアンカ・アンドレスク(カナダ)が、今年は「全米オープン」を欠場することを、現地13日にInstagramで発表した。【動画】アンドレスク、守りのロブショットが生んだ形勢逆転劇

アンドレスクは「親しい人たちと何度も話し合った結果、今年はニューヨークに戻らないという難しい決断をした。自分のフィットネスに集中し、最高のレベルでプレーができる準備をして戻ってくるためだ」と綴っている。

彼女は昨年10月の「WTAファイナル・深セン」を、膝の怪我のため途中棄権。今年は「全豪オープン」も欠場し、まだ公式戦に復帰できていなかった。新型コロナウイルスの脅威もあるが、復帰の準備ができていないことが主な理由と思われる。

「昨年の"全米オープン"での優勝は、これまでの私のキャリアの中で最高のポイントだった。それだけに今年は出場できないことが寂しい」

アンドレスクは2019年に大きく飛躍したシンデレラガール。年始は世界107位だったが、1月の「ASBクラシック」で準優勝して注目を浴びる。その後、3月の「BNPパリバ・オープン」でツアー初優勝を果たし、8月に地元カナダで開催された「ロジャーズ・カップ」でも優勝。そして9月に「全米オープン」で優勝し、キャリアハイとなる世界5位を記録。トップ選手への階段を一気に駆け上がっていった。

現在まだ20歳と若く、大きな可能性を秘めているだけに早い復帰が望まれる。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2019年「全米オープン」でのアンドレスク

(Photo by Elsa/Getty Images)