10日から始まる強化試合(東京ドーム)で侍ジャパンと対戦するメキシコ、オランダ両代表監督が日本に強い警戒心を示した。■メキシコ、オランダ両監督が侍ジャパンを警戒「強い完成されたチーム」 10日から始まる強化試合(東京ドーム)で侍ジャパンと対…

10日から始まる強化試合(東京ドーム)で侍ジャパンと対戦するメキシコ、オランダ両代表監督が日本に強い警戒心を示した。

■メキシコ、オランダ両監督が侍ジャパンを警戒「強い完成されたチーム」

 10日から始まる強化試合(東京ドーム)で侍ジャパンと対戦するメキシコ、オランダ両代表監督が日本に強い警戒心を示した。
 メキシコを率いるエドガー・ゴンザレス監督は巨人、オランダを率いるヘンスリー・ミューレンス監督はロッテ、ヤクルトでプレー経験があり、日本球界とは縁が深い。

 10日、11日と対戦するゴンザレス監督は「日本チームに関しては、スカウティングレポートで学んできました。印象としては、非常に多くのパワーヒッターがいます。日本のトッププレーヤーが集っていると認識しています」と警戒。さらに「個人名を申し上げると、山田(哲人)、筒香(嘉智)が非常に良いシーズンを送った」と言及し、「日本はいつもスピードに優れ、守備が秀でていて、投手力も申し分のない、強い完成されたチームだ」と称賛した。

■大谷は「メジャーのどのチームも欲しがる」

 また、大谷翔平について問われると「もちろん知っている。私だけでなく、メジャーリーグの関係者はみんな存在を理解している」と答え、「打つだけでなく、走るだけでなく、非常に素晴らしいアスリート。私の理解としては、ベーブ・ルースのような打ってよし、投げてよしの選手。メキシコ戦に投げないということで、ラッキーだと思っている。(メジャー球団は)どのチームも大谷を欲しがるのではないか」と話した。

 12日、13日と対戦するオランダのミューレンス監督も「ロースターを見て日本が強いチームだと理解しています。本当に素晴らしいチームです」と話し、「幸運なのは、田中(将大)、前田(健太)、イチローがいないこと」と付け加えた。

 大リーグ・ジャイアンツのコーチも務める同監督は今回の強化試合を“スカウティングの場”としても活用することを示唆し、メジャーで通用しそうな選手は積極的にチェックしていく姿勢を見せた。