チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝、RBライプツィヒvsアトレティコ・マドリーが、13日にリスボンのエスタディオ・ジョゼ・アルヴァラーデで行われ、2-1で勝利したライプツィヒが準決勝進出を果たした。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。…
チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝、RBライプツィヒvsアトレティコ・マドリーが、13日にリスボンのエスタディオ・ジョゼ・アルヴァラーデで行われ、2-1で勝利したライプツィヒが準決勝進出を果たした。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。
RBライプツィヒ採点(C)CWS Brains,LTD.GK
1 グラーチ 6.0
PKによる失点は決めた相手を褒めるべき。序盤のカラスコの決定機を阻止するなど安定したゴールキーピングを披露
DF
16 クロステルマン 6.0
一か八かの対応でPKを献上。それでも、相手の攻め手となっていた左サイドの攻撃に粘り強く対応していた
5 ウパメカノ 7.5
圧倒的な身体能力を武器にジエゴ・コスタら相手アタッカーを完全に封殺。マイボール時は果敢な持ち出しや正確な縦パスで攻撃の出発点に
23 ハルステンベルク 6.5
サビッチとの衝突で頭部から流血も90分間ソリッドな守備を継続。押し込まれた最終盤は幾度も素晴らしいクリアを見せた
MF
27 ライマー 6.0
右ウイングバックとセントラルMFのマルチタスクをほぼ完璧にこなす。好スルーパスで先制点の起点に
(→アダムス 6.5)
ベスト4進出に導く大仕事。相手DFにディフレクトする幸運なゴールも、きっちり枠に飛ばしたことを評価したい
7 ザビッツァー 7.5
先制点をアシストし決勝点の起点に。ライマーとの好連係で役割を入れ替えながら、攻守両面で質と量を伴った貢献を見せた。デュエルの局面で一歩も引かず
(→ムキエレ -)
44 カンプル 7.0
リーグ再開後の好調を維持。立ち位置の良さと動きの多さでボールを引き出し、的確にボールを捌く。守備では再三の好対応で相手に素早い展開を許さず
3 アンヘリーニョ 6.5
アタッキングサードでの精度やプレー選択は微妙だったが、最後に見事なアシストを記録。常に高い位置取りで攻撃に幅を与えた
FW
25 ダニ・オルモ 6.5
堅守を破る値千金の先制点。トップ下のポジションでリンクマンを担いつつ、守備ではボールロスト後の切り替えの意識が非常に高かった
(→シック -)
9 Y・ポウルセン 6.5
負傷明けも屈強な相手守備陣に対して、攻守に身体を張って潰れ役を完遂。先制点のシーンでもポストプレーで起点に
18 エンクンク 5.5
ボールを引き出す動きや繋ぎのプレーはまずまずも、個で打開する決意に欠けた印象も
(→ハイダラ -)
監督
ナーゲルスマン 6.5
[3-3-3-1]という表記に近い、攻撃時[3-4-3]、守備時[4-2-3-1]の可変システムで相手の長所を封じた。投入したアダムスが大仕事をやってのけ、勝負師としての才能も発揮し、ベスト4進出に導く
アトレティコ・マドリー採点(C)CWS Brains,LTD.GK
13 オブラク 5.5
失点はいずれもノーチャンス。それ以外の局面ではいつも通りの安定感だった
DF
23 トリッピアー 5.5
前半は割り切って守備を重視したプレー。後半は相手の足が止まり始めてからより攻撃的な振る舞いを見せてアクセントを付けた
15 サビッチ 6.0
攻守両面で制空権を握る。ハルステンベルク同様に前半に流血も、球際の局面でバチバチと戦い続けた
2 ホセ・ヒメネス 5.5
出足の鋭い守備や的確なカバーリングをみせ、失点場面以外ではさすがの対応を続けた
12 ロージ 5.5
前半はカラスコの後方支援に徹したが、後半はフェリックス投入で勢いを増したチームに呼応する形で持ち味のオーバーラップを幾度も仕掛けた
MF
6 コケ 5.5
ビルドアップが詰まった中、立ち位置の工夫などを見せていたが、あまり効果的ではなかった。最低限の仕事はこなしたが、カピタンとしてはもの足りない出来に
(→フェリペ -)
16 H・エレーラ 5.0
トーマスのコンディションの問題で抜擢も、期待された球際の局面で劣勢に
(→フェリックス 6.5)
自ら得たPKを決めて一時同点ゴールに。鋭い仕掛けと創造性で間違いなく攻撃を活性化させたが、主役にはなれず
8 サウール 5.5
球際でよく戦っていたが、やや入れ込み過ぎていた感も。得意のビッグマッチでの勝負強さは最後まで発揮されず
21 カラスコ 6.0
切れ味鋭い仕掛けによってフェリックスが入るまでは唯一の攻め手に。フェリックス投入後も幾度か良いシーンを作った
FW
14 M・ジョレンテ 5.5
前半はチーム全体の問題もあり、存在感を示せず。右サイドに移った後半はやや巻き返した
19 ジエゴ・コスタ 5.5
ウパメカノに封じ込まれたが、交代直前にフェリックスのPK奪取に繋がるプレーで意地は見せた
(→モラタ 5.0)
スピードのある相手守備陣に対して、持ち味のスピードを抑え込まれた
監督
シメオネ 5.0
フェリックス投入で巻き返したが、攻撃面でのアイデアのなさが敗因に。CL決勝トーナメントにおいてC・ロナウド在籍クラブ以外での相手に対して初の敗退に…
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
ザビッツァー(RBライプツィヒ)
パフォーマンス自体は攻守両面でほぼ完璧なプレーを披露したウパメカノが勝るが、負傷明けで2つのゴールをお膳立てするなど、勝負強さが光ったチームリーダーをMOMに選出。
RBライプツィヒ 2-1 アトレティコ・マドリー
【RBライプツィヒ】
ダニ・オルモ(後6)
アダムス(後43)
【アトレティコ・マドリー】
フェリックス(後26[PK])