たった1つのミスが失点に直結するゴールキーパー(GK)というポジション。当然ながらGKがゴールを決めることはほとんどなく、ストライカーやドリブラーに比べて目立ちにくい部分もある。 しかし、裏を返せばセーブひとつでチームを救うこともできる、勝…
たった1つのミスが失点に直結するゴールキーパー(GK)というポジション。当然ながらGKがゴールを決めることはほとんどなく、ストライカーやドリブラーに比べて目立ちにくい部分もある。
しかし、裏を返せばセーブひとつでチームを救うこともできる、勝敗のカギを握るポジションとも言える。今回の企画『Unbelievable Saves』(信じられないセーブ)では、各クラブの守護神たちが見せた驚きのセーブを紹介していく。
今回は、クリスタル・パレスのスペイン人GKビセンテ・グアイタがアーセナル相手に見せたセーブだ。
バレンシアユース出身のグアイタは、2008年にトップチームデビューを飾ると、2014年にヘタフェに加入。正GKとして安定した活躍を見せると、2018年にクリスタル・パレスへ移籍しプレミアリーグデビューを果たす。正GKとして好セーブを連発している。
そんなグアイタは2019年4月21日に行われたプレミアリーグ第35節の強豪アーセナルとの試合では、チームの金星を決定付ける好セーブを見せている。
アーセナルのホーム、エミレーツスタジアムに乗り込んだクリスタル・パレスは、前半に先制し、試合の主導権を握ると、後半も得点を重ね、一時は3-1のリードを奪う。
しかし、アーセナルに3-2と1点差に迫られて迎えた87分、ボックス右でボールを持ったMFメスト・エジルが、ボックス内に柔らかいクロスを上げる。ボールはパレスDFの間を上手く抜けると、ゴール左サイドネットへ向かっていきあわやそのままゴールインしそうになる。しかし、グアイタはファーポストにいたMFアレックス・イウォビの前に体を投げ出しながらこのボールをセーブ。体を張った守備で点差を守った。
試合はこのまま3-2で終了し、パレスがアーセナルをアウェイの地で下し、金星を挙げている。