どれだけゴールを重ねている名選手でも、初めてのゴールは印象深いはず。今回の企画『FIRST GOALS』では、選手たちが各クラブで初めて決めたゴールを紹介していく。 今回は元スペイン代表FWのフェルナンド・トーレス氏がチェルシーで決めた最初…
どれだけゴールを重ねている名選手でも、初めてのゴールは印象深いはず。今回の企画『FIRST GOALS』では、選手たちが各クラブで初めて決めたゴールを紹介していく。
今回は元スペイン代表FWのフェルナンド・トーレス氏がチェルシーで決めた最初のゴールだ。
2001年にアトレティコ・マドリーでデビューしたトーレスは、若きエースとしてブレイクすると、2007年にリバプールへ移籍。加入初シーズンから得点を量産し、一気にリバプールサポーターの心を掴み、爆発的な人気を誇った。
しかし、2011年1月、ライバルクラブのチェルシーへ移籍すると、2012年のチャンピオンズリーグ(CL)優勝を経験するなど、多くのタイトルを獲得した。そんなトーレスは2015年にミランに移籍するまで、公式戦172試合で45ゴールをマークした。
その記念すべき初ゴールは、2011年4月23日に行われた、プレミアリーグ第34節のウェストハム戦で決めたゴールだった。
チェルシー加入後、中々得点を決められず、苦しんだトーレスだったが、1-0とリードして迎えた84分、ついに呪縛が解ける。
カウンターで中央を突破したFWニコラス・アネルカのパスをボックス内で受けたトーレスは、雨を含んだ芝により急に失速したボールに対応し、鋭いターンで相手DFを振りきる。そのままゴール前で反転しながらシュートを放ち、GKの届かないサイドネットに決めてみせた。
ようやくチェルシー初ゴールを決めたトーレス。移籍後初ゴールまで実に903分を要したものの、ようやく呪縛から解放されている。