余りの喜びぶりに監督から喝!?若き日のアルテタがPSGで決めた鮮やかなクラブ初ゴール【ファースト・ゴールズ】 どれだけゴールを重ねている名選手でも、初めてのゴールは印象深いはず。今回の企画『FIRST GOALS』では、選手たちが各クラブで…

余りの喜びぶりに監督から喝!?若き日のアルテタがPSGで決めた鮮やかなクラブ初ゴール【ファースト・ゴールズ】

どれだけゴールを重ねている名選手でも、初めてのゴールは印象深いはず。今回の企画『FIRST GOALS』では、選手たちが各クラブで初めて決めたゴールを紹介していく。

今回はアーセナル指揮官の元スペイン代表MFミケル・アルテタ氏がパリ・サンジェルマン(PSG)で決めた最初のゴールだ。

バルセロナの下部組織で育ったアルテタ氏は、トップチームへの昇格は叶わぬまま、2002年にレンジャーズへ移籍。その後、レアル・ソシエダ、エバートンでのプレーを経てアーセナルでプレーし、2016年に同クラブで現役を引退。今シーズンからはアーセナルの監督に就任している。

そんなアルテタ氏だが、バルセロナB時代にはPSGへレンタル移籍を経験しており、1年半の在籍で公式戦53試合5ゴールという数字を残している。その記念すべき初ゴールは、2001年5月12日に行われた、リーグ・アン第33節のリール戦で見せたゴールだった。

0-1とリードを許して迎えた56分、サイドを崩したPSGは、右サイドから中央へクロスを上げる。味方が頭で合わせるも、これは相手DFにクリアされるが、ボックス正面手前でこぼれ球を拾ったアルテタは、豪快なダイレクトミドルシュートを放つ。強烈なシュートは、ボックス内でブロックに入った相手DFに当たり急激に方向を変えると、GKが飛んだ方向とは逆に飛んでいき、見事ゴールイン。ディフレクションがあったのもの、これがアルテタのPSG初ゴールとなった。

これで同点に追いついたPSG。得点を決めたアルテタは大喜びでベンチへ走っていき、選手たちと喜びを分かち合ったが、まだ同点であるためか、当時のルイス・フェルナンデス監督は、背中を掴み、ピッチに戻るよう喝を入れていた。なお、試合は2-2の引き分けに終わっている。