トッテナムの今夏1人目の新戦力となったデンマーク代表MFピエール=エミール・ホイビュルク(25)が、新天地での最初のインタビューで意気込みを語った。クラブ公式サイトが伝えている。 ホイビュルクは、イングランド人DFカイル・ウォーカー=ピータ…
トッテナムの今夏1人目の新戦力となったデンマーク代表MFピエール=エミール・ホイビュルク(25)が、新天地での最初のインタビューで意気込みを語った。クラブ公式サイトが伝えている。
ホイビュルクは、イングランド人DFカイル・ウォーカー=ピータース(23)のサウサンプトン完全移籍を盛り込んだ、1500万ポンド(約20億8000万円)と言われる金額でトッテナム加入を果たした。
そして、2025年までの5年契約にサインしたデンマーク代表MFは、今シーズン限りで退団したベルギー代表DFヤン・ヴェルトンゲンが背負っていた5番を受け継ぎ、新シーズンからプレーすることになる。
ホイビュルクはトッテナム移籍を決断した背景にクラブが持つ将来性の大きさを挙げている。
「今はとても誇り高く、とても幸せな気分だね。同様に、ここにいられることにとても興奮しているよ。早く新たな仲間と会って、フットボールをしたいと思っているよ」
「僕はチームにエネルギーをもたらすこと、勝利をもたらすことが好きなんだ。できる限り最高のチームプレーヤーになりたいし、周囲やチームを良くしたいと思っているよ」
「そういった中で自分の役割、誰と対戦するのか、自分に何を求められているのかを意識することが大切だと思っている。些細なことの多くは、一つの大きな重要なことの中に組み込まれているからね」
「初めてクラブの人たちや監督と話をした瞬間から、スパーズがとても大きなクラブであること、同時に究極に到達する可能性を秘めたクラブであることが、とても明確になったと思う」
「そして、自分がその一部になりたいと思っていたんだ。このクラブには素晴らしい未来が待っていると思うし、うまくいけば僕自身にもね」
また、バイエルン時代にはジョゼップ・グアルディオラ監督(現マンチェスター・シティ)からの薫陶を受けていたホイビュルクは、ジョゼ・モウリーニョ監督を中心にトッテナムでも多くのことを学んでいきたいと、飽くなき向上心を抱いている。
「自分のすべてを捧げたいと思っているけど、同時に多くのことを学びたいとも思っているんだ。もっとプレーヤーとしての向上を目指している」
「僕にとって重要だったのは、長年に渡って自分のプレーする姿を想像できるクラブでプレーしたいということだったんだ。トッテナムはまさにそのクラブさ」
「だからこそ、ここに来ることができてとても幸せだし、誇りに思っているんだ。このクラブのフロントとプレーヤー、監督、そのすべてがワールドクラスなんだ」
「彼らから学び、彼らとプレーし、彼らの振る舞いを見られることは夢のようなことだよ。多くのことを学ぶ必要があるけど、それは僕にとってエキサイティングなことなんだ。とにかく、多くのことに取り組んでいくよ」
さらに、デンマーク語、フランス語、ドイツ語、英語と4カ国語を流暢に操る知性派でもあるホイビュルクは、自身の人柄についての紹介を求められると、「よくわからないよ。奥さんにでも聞いてよ!」と、はにかみながらも、物事をシンプルに考えるタイプの性格であると自己分析している。
「シンプルな考え方が好きで、リズムがあって人生を楽しむのが好きなんだ。だけど、今後しばらくはこの練習場と家を行き来し、多くの時間を子供たちと過ごすことになるはずさ」
「6週間ほど前に子供が生まれて、上の娘ももうすぐ3歳になるんだ。妻と共に穏やかな生活ができているし、この素晴らしいクラブに来れたから、より落ち着けているよ」
バイエルンでトップチームデビューを飾ったホイビュルクは、アウグスブルクやシャルケへのレンタル移籍を経て2016年にサウサンプトンへ完全移籍。在籍4年間で公式戦130試合以上に出場するなど、中盤の主軸に定着していた。
対人プレーの強さ、読みを利かせたインターセプトといった守備面に加え、シンプルなボール捌きやオーガナイザーとしての側面がモウリーニョ監督からの高い評価に繋がっていた。